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金正恩委員長が夫人を同伴させず“元愛人”を連れてベトナム入りした理由

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提供:週刊実話

 あの金正恩党委員長の元恋人とも愛人だったともウワサされる『三池淵管弦楽団』の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長が、最側近の1人としてベトナムに同行していた。それもあって、今回も李雪主夫人の姿がなかったのだろうか。玄氏がベトナム入りした理由を北朝鮮ウオッチャーはこう読み解く。

 「3回目の首脳会談をワシントンで行い、同楽団に“前座”を務めさせるのではないか。2008には米国が世界に誇るニューヨーク・フィルハーモニックが北朝鮮公演を開催していますからね。三池淵とニューヨークフィルでは格が違い過ぎますが、そこは目をつむりましょう」

 1月7日から10日にかけ正恩氏と習近平中国国家主席は会談を持ったが、後日の26〜27日には、三池淵とほぼ同じ顔ぶれの友好芸術団が派遣され、習氏は彭麗媛夫人と鑑賞している。同芸術団の団長は玄氏だった。

 「北朝鮮の朝鮮中央テレビが友好芸術団の訪中を報じたのですが、中で玄氏を『朝鮮労働党中央委員会副部長』との肩書で伝えています。党の副部長は、日本の中央省庁の次官級に相当する役職です。玄氏は一昨年に朝鮮労働党中央委員会候補委員に抜擢されていますが、歌手が党中央委員会のメンバーになるのも史上初でした。さらに副部長職ともなればスーパー出世です。先代の金正日総書記が、歌手や女優を慰め物としか見ていなかったのとはまるで違います」(同・ウオッチャー)

 玄氏の所属部署はどこか。文芸作品を通じた最高指導者の偶像化や体制の宣伝、そして住民に対する思想教育を担当する「朝鮮労働党宣伝扇動部所属」以外にはないが、ひょっとするとは特別な別の部署が新設され、そこのトップに抜擢されたかもしれない。というのも、
「15年3月に、正恩氏の妻、李夫人も所属していた銀河水管弦楽団の複数のメンバーが銃殺刑にされるという陰惨な事件がありました。同楽団は、正日総書記によって09年に創設され12年まで公演活動をしていましたが、13年に解散させられた2年後に、この惨殺事件が起きたのです。韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使によると、同楽団に所属していた女性歌手のソ・ウニャン、ファン・ウンミ両氏の姿が確認されたと自身のブログで述べています。とすれば、粛清されておらず、罪から解かれたことになりますね」(韓国在日本人ジャーナリスト)

 問題楽団員の復帰など、独裁者の元愛人でしかできないことだ。

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