その問題でVMメンバーで暴行事件の際に、TARUと同じ控え室にいたKONO、稔、MAZADAが連帯責任を問われ、6月3日付で無期限の出場停止処分を受けていた。この件について、同団体が6月30日、会見を開き、当事者のTARUを除く3選手の処分を、同日付で解除したことを発表した。
現場にいた関係者への調査で、KONOらの3選手はヘイト選手に手は出しておらず、暴行したTARUを止めに入ったとの証言が出ていて、この処分は重すぎるとの意見もあったが、「現場にいたという事実を重く受け止めた」(内田雅之取締役=当時、現社長)末、厳罰が下されていた。その後の事情聴取で、この3選手は暴行をしていないことが明らかになったため、1カ月足らずでの処分解除に至った。
会見にはメキシコ滞在中のMAZADAを除く2選手が出席。KONOは黒髪に戻し、稔は頭を丸めて現れ、反省の姿勢を色濃く見せた。KONOは「プロレスラーとして一生懸命やる姿を見せていきたいと思います」と、稔は「リングの上で信頼を取り戻すようにしていきたいと思います」と言葉を選びながらコメントした。稔、MAZADAは7・9久喜大会から復帰するが、KONOは右ヒジの手術を7月5日に受けるため、回復を待っての復帰となる。KONOはVM解散に伴い、リングネームを本名の河野真幸に戻しての出直しとなる。
なお、ヘイト選手の容態は依然意識が戻らない状態であることも報告された。
(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)
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