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五輪“日の丸盗撮団”が北京上陸情報

 北京五輪が開幕する8日に合わせ、日本から複数のマニアが盗撮目的で現地中国入りするという衝撃情報をキャッチした。世界が注目するスポーツの祭典を舞台に、ハイテクカメラ技術を駆使して女子選手の肢体を隠し撮りし、裏DVDショップなどで売りさばくつもりらしい。事実ならば、卑劣な“日の丸盗撮団”が世界中にハレンチな話題をまき散らす危険性を秘めている。

 盗撮発見器やスパイグッズなどを扱う電子機器販売店の関係者は、盗撮団上陸情報について「いまどき盗撮なんてはやらない。そんなことをしに北京まで行く気がしれないよ」と懐疑的な見方を示す。ひと息置いてから、ただし…と付け加えた。
 「ここ数年のビデオムービーやデジタルカメラの画素数アップによる感度上昇と、記録メディアの小型デジタル化によって、素人でもプロ並みの画像や動画が撮影できるようになった。衣服が透けて見える赤外線盗撮をしようとする場合、専門知識がなくとも、書籍やネットで調べれば簡単に改造できるのも確かだ。昔は赤外線フィルターがよく売れたんだ。悪用は困るんだけど、買ったあとまで管理できないからね」(同関係者)

 都内繁華街のDVDショップ。古びた雑居ビルの狭い階段を上がると、壁一面にびっしりDVDが並んでいた。パッケージに「プール盗撮」「赤外線」の文字が躍る。カウンターの男に「掘り出し物のスポーツ盗撮モノはないか?」と聞いた。
 「盗撮モノならもうすぐ新作が出ますよ。北京五輪のヤツが。美女アスリートの透け透け見たいでしょ?乳首もばっちり写っちゃうから」
 男によると前回アテネ五輪時にも盗撮映像が出回ってヒット。アジアの隣国開催で比較的旅費もかからないため、複数の盗撮マニアが北京に向かうというのである。
 裏モノ事情に詳しいライターは「日の丸盗撮団は十二分にあり得る話」として次のように語る。
 「基本的には赤外線盗撮狙いでしょう。投稿DVD作品として販売する業者に、マスターテープを買い取ってもらう仕組み。1本数十万円から100万円程度の小遣い稼ぎになる。マニアは腕を競ったり作品を交換するうち、機材購入費などを折半しようと集団化することがある。盗撮事例が相次いだことから国内のスポーツ大会はいまや撮影許可が下りず、水着マニアやレオタードマニアは被写体に飢えている。金もうけもできるからハメをはずしちゃうやつっていると思う」
 ターゲット選定には、メダル獲得の有無や話題性が考慮されるといい、日本勢で狙われそうなのは“タネメグ”こと競泳の種田恵(21=神奈川大4年)やシンクロデュエット&チームの原田早穂(25=ミキハウス)、女子バレーボールの木村沙織(21=東レ)、バドミントンの小椋久美子(25=三洋電機)&潮田玲子(24=同)ペアら。
 「メダル圏内のタネメグは、篠山紀信氏撮影の美女アスリート写真集の表紙を飾ってブレークしたように、かわいいのにボディーがエロい。原田は妖艶(ようえん)。木村はFカップ巨乳。五輪用ミニスカユニホームに恥じらう“オグシオ”も狙われる危険性があるでしょう」(同ライター)
 生地が薄いほど盗撮の餌食になりやすいため、パッツンパッツンの英スピード社製高速水着レーザーレーサーが標的になる可能性も十分という。会場では競泳・シンクロ種目などを行う国家水泳センター「水立方(愛称ウオーターキューブ)」が最も危ない。民放各局が送り込む女子アナのほか、日テレでリポーターを務めるビーチバレーの浅尾美和(22)らも注意が必要だろう。
 いずれにせよ、盗撮がバレたら世界中の大ヒンシュクを買うのは確実。五輪では、主役の選手たちさえ自分の映像などを商業利用することを厳しく規制されており、アンフェアな盗撮などもってのほか。“日の丸盗撮団”など断じて許してはならない。

○盗撮&防犯グッズ事情
 盗撮機器の小型低価格化が進んでいる。レンズ直径が1mmしかないピンホールカメラの性能が向上し、ライター大の世界最小級コードレスタイプや、フレームの眉間(みけん)部分にレンズを仕込んだサングラスタイプ=写真上=などが人気という。いずれもマイクロSDに最大2GBまで長時間録画でき、価格は2万〜3万円以内。双眼鏡型の光学8倍デジカメなんてものまで出現している。店員は「悪用厳禁。探偵さん用です」と話す。
 夏場は盗撮被害が増加しがち。薄着の女性が増えるとともにマニアの活動も活発化する。4月には赤外線フィルターをつけたビデオカメラで女子バレーの試合を盗撮した静岡県の農業の男(38)が書類送検。6月には、兵庫県に住む会社員(40)が水泳大会の女子児童をビデオ盗撮した疑いで現行犯逮捕された。
 盗撮マニアが問題視されるようになったのは、数年前、有名な競泳選手の赤外線盗撮映像が流出したことなどから。プロ顔負けの100万円を超える機材を持ち、女子中高生の水泳大会や運動会で、父兄に交じって会場後方からバズーカ砲級の超望遠レンズで股間や胸のどアップを狙ったり、選手に接近したり。
 赤外線映像では、ほとんどの競泳選手がパッドやニプレスをつけていないため、乳首やアンダーヘア、尻の割れ目まで透けて見えてしまうから悪質極まりない。こうした盗撮画像や動画が営利目的の個人サイトからネットに出回っている実情もある。
 ちなみに五輪各会場では、松下電器の監視・防犯カメラシステム約2000台が不審な行動を徹底チェックするから、悪いことはやめておいたほうが身のためだ。

○海外選手は…
 五輪を出場辞退したシャラポワに実力では劣るものの、美貌(ぼう)では負けない同じテニス代表のマリア・キリレンコ(21)や、陸上棒高跳びで金の期待がかかるエレーナ・イシンバエワ(26)らロシア勢が、各国選手団の美人度では群を抜いている。
 地元中国では、アテネに続く水泳飛び込みの金メダル候補で「女王様」の異名を持つ郭晶晶(26)は、映画やCMにも出演する人気者。涼しげな顔立ちと毒舌キャラでも知られる。しかし、そもそも海外の女子選手はあまり胸ポッチを気にしない…という未確認情報もある。

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