同社によると、昨年4月時点での2019年3月期業績予想は280億円。ところが、1月31日の発表で当初の予想を大幅に下回る178億円に修正した。そして、期末配当の予想も22円から10円に引き下げ、通期では1株あたり24円になる見通しだという。ZOZOTOWNが減益となるのは、上場以来初めて。
減益の要因となったのは、プライベートブランド事業の不振。同社の看板商品であるZOZOスーツなどの売上が伸びず、19年3月期に200億円の売上を見込んでいたが、2018年4月から12月期の売上は22億円に留まったのだという。
前澤友作社長はこの件について、自身のTwitterで「着る手間や計測の手間などで実際に測ってくださる方が想定を下回った」と説明。その上でZOZOスーツの品質向上と体型予測システムを開発する意向を示し、「必ず挽回します」と宣言した。
これを受けたネットユーザーの評価は厳しい。「ここ最近の行動で購入者が減ったのでは」「月旅行や1億円プレゼント、剛力彩芽との交際などで嫌いになった」「成金をアピールする人の会社の商品は買いたくない」など、「婚外子がたくさんいるような人の会社の商品は買いたくない」「100万円をばらまいて株主の配当を下げるなんてとんでもない話」との指摘が。
また、「プライベートブランドがいかに大変か理解していない」「プライベートブランドが売れないのはファッションを理解していないせい」などの声や、利用者からは「送られてきたスーツのサイズが合わなかった」「届くのが遅かった」「初期のデザインから変わったのが不満」「誤差がありすぎ」など、サービスの不満を前澤社長のTwitterにリプライを送るネットユーザーもいた。
ただし、批判だけではなく、「スマホでサイズを測るシステム自体は素晴らしい」「失敗なくして成功はないので頑張ってほしい」「悪いことも逃げずに発表したのは偉い」「挑戦し続けてもらいたい」という応援の声も多かった。
紗栄子や剛力彩芽との交際を皮切りに、月への旅行計画、100万円プレゼント、スーパーカープロジェクトなど次々に潤沢な資金をベースに世間を騒がせてきた前澤社長。憧れる人も多い反面、アンチも作ってしまった様子。そのことが今回の減益に繋がっているかどうかは不明だが、快く思っていない層がいることは、事実だろう。
ZOZOTOWNについては、オンワード樫山やミキハウス、ユナイテッドアローズなどが撤退を決めており、「ZOZO離れ」が始まっているといわれる。一方で、サービスに対して高い評価をする人も存在し、出店店舗数もまだまだ多く、評価が分かれている状況だ。
月に行く前に本業が潰れてしまっては、元も子もないはず。厳しい状況を挽回することができるのだろうか?
記事内の引用について
前澤友作の公式twitterより
https://twitter.com/yousuck2020?lang=ja