郷はこの日、ヒョウ柄のジャケットで登場。「19歳で初めてゴルフをしたんですけど、初めてラウンドしたのは宮崎のフェニックスカントリークラブ。はっきり憶えています」と嬉しそうに回顧。「その時の僕のイメージでは、まだまだゴルフは一般的なスポーツという感じではなかったんです。年配の人がするスポーツという感じ。それが時代が変わって、ゴルフがメジャーなスポーツになって、その年齢層も下がってきた。僕は今もゴルフが好きです。なんでかなと思ったら。自分の人生に似ているからなんです」としみじみ。
「ゴルフでラウンドすると、いい時も悪い時もある。僕が歩んできた人生も同じ。楽しいこともあったけど苦しいこともたくさんあった。それを乗り越えることで楽しさが倍増してくる。ゴルフは僕みたいなアマチュアでも、長く長く楽しめるスポーツなんです」と熱弁。今後、ゴルフ界にも貢献していきたいと言い、「僕でできることはなんでも。ゴルフ場に行くなどして協力したい。プロアマとかあるなら、できるだけ参加できれば。歌手・郷ひろみとしてできることはしたい」と意気込んだ。
郷が熱心にゴルフをアピールする中、石川選手も同じくゴルフ界の将来へ意気込み。「スポーツ界全体が、世界に羽ばたく選手が増えてきた印象があります。今年も国内ツアーでいい成績を出して海外への出場権をつかみ取る選手がどんどん出てきて欲しい。自分ももちろんその中の一人でありたい」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)