「オスカーチャンピオンシップ2012」は、1月から11月までのライブの顧客アンケート集計結果ランキング上位9位に輝いた芸人と、当日行われた予選を勝ち抜いたワイルドカードのひと組の芸人の合計10組で行われた。それぞれが今年最高のネタを披露し、安定した実力で「オスカープロお笑いライブ」を牽引し続けた「とりゅふ」が優勝。黒いシャツの「田中まこ」と、赤いシャツの「ヤマダサトシ」に喜びの声を聞いた。
−−おめでとうございます。現在のお気持ちからお願いします。
2人「いや〜、驚いています!」
−−2012年はどんな年でした?
田中「僕は苦しかったです。がんばってはいたのですけど、オーディションに通ったり、テレビ出演をしたりという結果に結びつかなかったです。でも、最近は、オスカーの芸人たちがオーディションを通過したり、テレビに出たりすることがすごく多くなってきたので、オスカーチャンピオンシップ制覇を原動力に頑張れるということで、2012年の良い締めくくりになりました」
ヤマダ「確かに、ライブでは受けているのですけど、結果に結びつきませんでした。ただ、コンビを組んでから2年間ずっと続けてきた今のネタの形を、来年から新しいものにしようと思っています。優勝を飾れたことは、今までの形の集大成になりました」
−−来年からどのような形に?
ヤマダ「芸風を変えるくらいのことをしようと思っています。2ランクくらい上を目指して」
田中「A-YOSE(=オスカープロお笑いライブの上位ステージ)常連とかもなくなるかもしれないです。でも、そのくらいの覚悟でやります」
−−2013年は、どんな年にしたい?
田中「オスカーチャンピオンとしての責任も生まれる2013年は、新しいネタに挑戦しつつ、ほかの芸人達といっしょにメジャーになって、『オスカープロお笑いライブ』を、立ち見が出るくらいの話題のライブにしたいです」
ヤマダ「単独ライブなど、今までやってこなかったこともやりたいです。また、『オスカープロお笑いライブ』に加えて、『とりゅふ』という名前も外へ向けて発信していきたいです」
−−ファンにメッセージを
2人「来年は必ず、世に出ます! テレビにも出ます! もう少しなので見守っていてください!」
気さくにインタビューに答えてくれた「とりゅふ」。2人は、7月の優勝者インタビューにも応じてくれていたが、その時は、「テレビに出るよりも地方をライブで回りたい」と語っていた。実は、8月に田中が痛風にかかって、ライブにも何度か出場できなかったそうだ。お笑い芸人にとってライブをキャンセルすることほど悔しいことはないのかもしれない。今年さまざまな経験を積み、2013年にブレイクを誓った「とりゅふ」に注目したい。(インタビュー・竹内みちまろ)
【オスカーチャンピオンシップ2012結果】
優勝:とりゅふ
第2位:ヴェートーベン
第3位:シロハタ
第4位:珈琲ブレイクン
第5位:TAIGA
第6位:マリッジブルーこうもと
第7位:反抗期フレイバー
第8位:プラスワン
第9位:勝又
第10位:かんがるー
【次回のオスカープロお笑いライブ】
日時:2013年1月18日(金)
場所:関交協ハーモニックホール
住所:東京都新宿区西新宿7-21-20関交協ビル
開場:18:00
開演:18:15
チケット:前売り1300円、当日1500円