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「オスカープロお笑いライブ」から異色のトリオ「オージースリー」誕生!

 第3金曜日の夜を笑いで包む「オスカープロお笑いライブ」。今月も16日に、関交協ハーモニックホール(東京・新宿区)で開催された。3分から5分でネタを披露する上位ステージ・A-YOSEではお笑いコンビ「かんがるー」が優勝し、韓国料理TEJITOKYO西新宿店(http://www.teji-tokyo.com/)の豪華お食事券1万円分をゲットした。

 今月の注目は、1分から2分でネタを披露するB-YOSEに突然現れた異色のお笑いトリオ「オージースリー」。それまで一人でステージに上がっていた3人、赤いシャツの末吉(33)、白いスーツの田中サン(52)、ひげを生やしたファンファーレ白玉(58)がトリオを組んで登場すると、ファンは茫然とするばかり。しかし、ネタがのってくると大爆笑が起こり、観客投票で選ばれる今月のB-YOSEの3位に食い込んだ。

 はたして「オージースリー」とは何者なのか。ステージを終えた3人を追跡し、話を聞いた。

 −−オージースリーとして初舞台を踏んだ感想は?

 末吉「実は、ステージに出るだけで笑いが起こると思っていたのですけど、笑いがまったくなくて、正直、あせりました(笑)。でも、ネタの方で笑いがきたので」

 田中サン「まあ、よろしくって感じです」

 白玉「ほっとしています」

 −−結成のきっけかは?

 末吉「前にやっていたコンビを解散した後に、田中サンと白玉さんの2人がおもしろかったので、これはトリオでやったら面白いんじゃないかと思って、僕が声をかけました。トリオ結成は11月2日です」

 白玉「びっくりですよ。いきなり末吉さんから声をかけられて。でも、末吉さんは、実力も、芸歴もぜんぜん私より上なので、得るものがあるのではと」

 田中サン「この3人で、と言われた時に、見てみたくなりました」

 −−トリオのイメージはありました?

 末吉「ありました。白玉さんの滑舌の悪さに、僕が突っ込んで、その横にもう一人、かっこつけキャラの田中サンがいる、これはいけるんじゃないかと」

 田中サン「白玉さんは、いい突っ込みがいれば面白くなるなと思っていました。なので、今回のトリオ結成はいい機会だと思います。でも、まさか、自分が組むとは思っていませんでしたけど」

 白玉「2人とも先輩ですから。足を引っぱらないように、必死にしがみついていくだけです」

 −−芸人になったきっかけは?

 白玉「芸歴1年半なのですが、勤めていた会社が倒産してしまいまして。もう、好きなことをやろうと思いました。それまではサラリーマンをしていたんですけど、最後くらいといいますか、最後っていうのもあれですけど(笑)。第4コーナーくらいですので」

 田中サン「僕は芸歴2年なんですけど、それまではフリーターという言葉がない頃からフリーターをやっていました。レストランとか、レンタルビデオ屋とか。今は、カラオケボックスでアルバイトしています。人生後半なので、振り返ってみたら、職歴も含めて何もやっていないなと思いまして」

 −−今後の活動予定と、意気込みを

 末吉「今日がほんとうの初ステージでした。これから、いろいろなライブでネタを披露して、3人で突っ走って行きたいです」

 田中サン「どうなるか、自分でも想像つかないんですけど、逆の意味で期待してください」

 白玉「おじさん、おばさんを元気づけたいですね」

 末吉、田中サン「いや〜、いいこと言うねえ」

 インタビューに気さくに答えてくれた結成ほやほやの3人。初ステージで爆笑を起こし、ライブのファンに強烈なインパクトを残した。また、B-YOSE3位の発表で「オージースリー」の名前が告げられると、期待の高さがうかがえる大拍手が起こった。

 そんな3人だが、インタビューの後、リーダーの末吉がこっそり、結成秘話を語ってくれた。末吉は学業を終えた後、一年間、サラリーマンとして働き、どうしてもお笑いの夢が捨てきれず会社を辞めていたが、「白玉さんから聞いたんですけど、白玉さんが18歳の時、浅草フランス座演芸場東洋館で『お笑い芸人募集』の貼り紙を見たそうです。白玉さんは応募しなかったそうですが、その時の自分を今でも悔やんでいると言っていました。なので、僕が白玉さんを東洋館のステージに立たせます!」

 「オスカープロお笑いライブ」から飛び出した「オージースリー」に注目だ。(インタビュー・竹内みちまろ)

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