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衝撃の事実!? 捕鯨妨害船の名前に使われた怪獣は、鯨を食べていた!

 「世界の海洋における野生生物の棲息環境破壊と虐殺の終焉」を目指して活動を続けている団体、シーシェパード。彼らは日本の調査捕鯨船に対しても、船に体当たりをしたり、酪酸の入ったビンを投げつけるといった武力を行使した過激な「抗議活動」を行い続けてきました。
 そんなシーシェパードの捕鯨妨害船「アディ・ギル号」が日本の調査捕鯨船「第二昭南丸」に体当たりを行ったところ、船が大破、沈没してしまうという事件が今年の1月に起こり世間を騒がせましたが、沈没した「アディ・ギル号」に続く、シーシェパードの新型捕鯨妨害船が完成、航海を行うことが先日明らかになりました。

 新型捕鯨妨害船の名前は「Gojira(ゴジラ)号」。
 名前を見れば一発でお分かりだと思いますが、日本の超人気キャラクター、「ゴジラ」の名前を使用した船で、船の先頭部分にはゴジラらしき怪獣が描かれてもいます。
 当然ですが、ゴジラの版権元である「東宝」の許可などは得ておりません。無断使用な一品となっています。
 彼らには地球環境を守ることを考える前に、著作権を守ることについても考えていただきたかったものであります。
 それにしてもなぜ、彼らは自分たちの船に「ゴジラ」という名前を与えたのでしょうか? 捕鯨を行っている人たちにとって脅威の存在であるということをアピールしたかったのでしょうか。

 しかし、彼らは実に重要なことを見落としているのです!
 …というのも、実はゴジラって鯨を食べるんですよ!!
 シリーズ第5作目の『三大怪獣 地球最大の決戦』では、ゴジラが鯨を食べるために追いかけているシーンが描かれていますし、シリーズ22作目の『ゴジラvsデストロイア』では、ゴジラの息子であるゴジラジュニアが大量の鯨を食べてすくすくと成長していく様子が描かれているのです。

 捕鯨を妨害する目的で作られた船によりによって、鯨を餌として食べている怪獣の名前を使用してしまったシーシェパード。
 ゴジラといえば、全世界で愛されているキャラクター。世界中のゴジラファンからツッコミの嵐を浴びせられる前に、ゴジラ号は改名しておいた方がよいかもしれません。

(「作家・歩く雑誌」「一番好きなゴジラ映画はゴジラvsビオランテ」中沢健 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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