「今年はテレ朝開局60周年と米倉の女優デビュー20周年が重なったこともあって、テレ朝、所属事務所の双方が説得にあたっていた。その熱意に米倉も、10月期スタートの第6シリーズを了承したんです」(テレ朝関係者)
『ドクターⅩ』は第2シリーズ以降、平均視聴率20%以上をたたき出す大人気ドラマだ(第1シリーズは19・1%)。前作の最終回視聴率は25・3%と、同年放送されたドラマの中で最高を記録したほど。当然“続編も”と期待されたが、米倉は第5シリーズがスタートする前から「これが最後」と断言しており、最後まで首を縦に振らなかった。
「女優として大門未知子のキャラが定着することを恐れたんです。そこで、昨年は『リーガルⅤ〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』で異なる役柄を演じた。こちらも平均視聴率15・6%と高視聴率でしたが、20%以上確実なドクターⅩには遠く及ばなかった。テレ朝は“ドル箱”の復活を切望し、米倉サイドと粘り強く交渉し続けていたんです」(ドラマ制作スタッフ)
渋る米倉を引っ張り出しただけに第6シリーズの米倉のギャラは破格だ。前回は1本500万円とされたが、テレ朝側には開局60周年記念というメンツもあり、今回は1本800万円を米倉側に提示したという。
「1クールは3カ月ですから10〜12回放送で、総額約1億円になる。連ドラ史上最高額となるのではないか」(大手プロ幹部)
女優デビュー20周年の米倉は、7月に3度目のブロードウェーミュージカル『シカゴ』にチャレンジすることも決定している。
「ニューヨーク公演は7月1日から14日の2週間。日本公演は大阪と東京で8月中旬まで。そのあとに、ドクターⅩの収録に入る予定です。過密スケジュールで、米倉も男を作っている暇はないですよ」(同)
今秋、“失敗しない女” 大門未知子(米倉涼子)が帰ってくる。