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降りる時は要注意 日比谷線築地駅のダブルエレベーター

 東京メトロ日比谷線の築地駅には、地上とつなぐエレベーターが2基ある。しかも、びっくりするぐらいすぐそばにあり、1基は寺、1基は小学校に組み込まれるかたちで設置されている。
 この“ダブルエレベーター”に関するナゾナゾもどきをひとつ。
 Q.2基のエレベーターはそれぞれ地下から地上に昇るときは何の心配もいりませんが、地上から地下へ向かうときは注意が必要になります。さて、どうしてでしょう?

 正解は、エレベーターごとに行き先のホームが決まっているから。
 築地本願寺に隣接する1号機エレベーターを降りると、1番線のりばの銀座・中目黒・日吉・菊名方面ホームの改札前に出る。一方、中央区立京橋築地小学校に食い込んでいる2号機エレベーターは2番線のりば上野・北千住・東武動物公園方面に直結している。
 行きたい方向とは異なるホームに向かうエレベーターに乗ってしまった場合はたいへんだ。いったん逆方向の改札を入ってからホーム中央まで進み、地下連絡通路の階段を降りて線路をくぐり、また階段を昇ってようやく目的のホームにたどり着く。エレベーターに乗ったことで逆に疲れるハメになる。
 地下から地上に昇るときは間違いもクソもない。降車したホームによって乗るエレベーターが決まり、しかも地上に出れば道路一本隔てた向こう側にもうひとつのエレベーターが出現する。どちらが目的地に近いにせよ、横断歩道を数メートル渡ればいいだけの話である。
 築地駅から電車に乗るときは要注意。

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