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日本初! 短編ホラーの自主映画祭がこの夏開催!

 この夏、日本初の短編ホラー映画の自主映画祭『短編ホラー怪奇幻想映画祭』が、東京で行なわれるという。

 本来、生物は恐怖を不快と感じ、それを避けようとするのに、人間だけはお化け屋敷、ジェットコースター、ホラー映画など、わざわざお金と時間をかけてまで恐怖を味わおうとする。この理由は何なのだろう?
 しかも自費でホラー映画と作るというのは、短編とはいえ、それなりにお金も時間もかかるはずなのだが、そこまでしてホラー映画を作る魅力は何なのだろうか?
 この映画祭に審査員として参加する映画監督の中田新一氏に、ホラー映画、自主映画の魅力を聞いてみた。

 −−『短編ホラー怪奇幻想映画祭』に関わったきっかけについて教えてください。
 中田氏(以下「中田」)僕の知り合いの若手映画監督たちが「何か面白いことをやろう」ということで始まって、審査員を頼まれたんです。

 −−今回参加の映画監督には、自主映画祭だというのに、プロの映画監督も参加しているとか?
 中田 半分はプロの映画監督で、半分はアマチュアです。

 −−プロの監督が自主映画に参加するということは、制作費も自分持ちということで、むしろ損になると思うのですが…。
 中田 自主映画祭といっても、企業のタイアップやスポンサーの協力があったりする監督もいるようです。また、この映画祭の作品をパイロット版にしたり、長編に編集して劇場公開作品にする監督もいるようですね。
 そもそも映画作品って、本来は制作者が撮りたいものを作るのが本体の姿です。監督や制作者に「こんな作品を撮りたい」という情熱があってこそ、俳優さんやスタッフさんが協力してくれるんですね。その情熱には、プロもアマも、ベテランも新人も関係ありません。

 −−ホラー映画の可能性って、どういうものなのでしょう?
 中田 恐怖って人によってそれぞれじゃないですか。それをどう表現するか、そして、観た人がどう受け取るかというのが、今後のホラー映画の可能性だと思います。恐怖は本能ですけど、表現も受け取り方も全部違う。人によってもの凄く怖いものが、他の人だとコミカルに写ってしまったりね。
 またホラーの表現も、幽霊、ゾンビ、殺人鬼、あるいは人間そのものが一番怖いという人もいるくらいですから、可能性は無限でしょうね。ホラー映画は、映画というものが誕生した直後、すぐに作られたジャンルでもありますから、これからもどんどん出てくると思いますよ。

 −−最後に、ホラー映画祭をやる意義を教えてください。
 中田 今回の『短編ホラー怪奇幻想映画祭』は、全部で6人の監督が出品していて、それも10分以内のショートムービーなんです。
 またホラー映画は、比較的低予算で作れるといわれていて、しかも必ず一定のファンがいますので、これからの新人監督には狙い目かもしれません。作品も、エンテンタテインメントから芸術作品まで、表現の幅を広げることも可能ですしね。
 今回の映画祭をやる意義は、一本でもいい作品、いい監督が出てくること。そういった監督や作品を開拓できる可能性があって、お客様も楽しめれば、やる意義はあると思います。

 「ジャパニーズホラー」といわれる日本のホラー映画ブームが終焉したとの声もあるが、その灯は絶えることなく、まだまだ続きそうだ。

 『短編ホラー怪奇幻想映画祭』は、8月27日(金)に開場18:30・開演19:00、入場料1000円、「西新宿ハーモニックホール」にて開催である。

『短編ホラー怪奇幻想映画祭ブログ』
http://blog.livedoor.jp/horasinema/

(山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/

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