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阪急電鉄助役が勤務駅で女子高生のスカート内を盗撮

 京都府警西京署と鉄道警察隊は9月29日、阪急電鉄・桂駅(同府京都市西京区)構内で、女子高生のスカート内を盗撮しようとしたとして、府迷惑行為防止条例違反(卑わいな行為)の疑いで、同駅の乗務助役の男(49=大阪府高槻市奈佐原)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、同日午後3時55分頃、阪急桂駅の東口から2階の改札に上がるエスカレーターで、帰宅途中だった京都府内の公立高校2年の女子生徒(16)のスカート内に、背後からスマートフォン(多機能携帯電話)を差し入れて、盗撮しようとした疑い。

 同駅でパトロールしていた私服姿の鉄道警察隊員が、助役の不審な行動に気付いて取り押さえた。スマホには、女子生徒のスカート内を写したものとみられる画像データが残されていたため、現行犯で御用となった。

 同署によると、助役は容疑を認めており、「インターネットの盗撮サイトを見て興味を持ち、自分も盗撮してみたいという衝動に駆られた」と供述している。

 助役は同日、出勤日だったが、犯行時は休憩中。なんと、駅員の制服を着たままであった。助役は運転士を指導・監督する立場で、自らも運転士を務めることがあるという。

 同社の広報部は「鉄道事業の社会的信頼を損なう行為で大変申し訳ない。改めて、社員の教育・指導を徹底し、信頼回復に努める」としている。

 駅構内での盗撮事件は少なくないが、よりによって、制服を着た駅員が自身の勤務駅で盗撮行為に及ぶとは言語道断。運転士を指導する立場の助役が、こんなことをしていたのでは、しゃれにもならない。
(蔵元英二)

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