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妻にミニスカートをはかせ盗撮を誘発し恐喝

 大阪府警曽根崎署は9月10日までに、ミニスカート姿の妻をおとりにして、男性にわざと盗撮させ、示談金名目で現金を脅し取ったとして、恐喝などの疑いで、同府茨木市太田の会社員の男(31)と、パート従業員の妻(21)、男の知人で不動産業の男(30=大阪市西淀川区御幣島)の計3人を逮捕した。

 逮捕容疑は、7月6日午後2時40分頃、大阪市北区のヨドバシカメラ梅田店1階で、妻のスカート内を携帯電話で盗撮した男性会社員(29)を店外に連れ出し、頭突きをして、「示談するか、警察に行くか、どっちや」などと脅迫。示談金50万円を要求し、そのうち1万円を脅し取ったなどとされる。不動産業の男はボディガード役を務めたとみられるが、容疑を否認している。

 同署によると、妻はワンピース型のフレアスカートにハイヒールを着用。店内で商品を選ぶふりをして、盛んに背伸びや前かがみの姿勢を繰り返して、周囲の男性を挑発。我慢できなくなった被害男性が、たまらず盗撮に及んだ。

 警察の調べに対し、男は「妻が約1年前に盗撮被害に遭い、この手口を思いついた。簡単に現金が手に入るので、梅田周辺で約20回やった。相手にも非があるので警察に届けないと思った」と供述している。一方、妻は容疑の一部を否認しているという。

 大阪府迷惑防止条例違反(盗撮)罪の罰金上限額は50万円となっており、要求額はそれを基準にしたと思われる。

 身の危険を感じた被害男性が、意を決して、警察に相談して発覚した。男性は「横を向くときれいな足があって、思わず盗撮の衝動に駆られた」と話しているという。

 盗撮行為については、相手に仕向けられたものであるため、同署では罪には当たらないと判断し、男性は罪を問われずにすんだ。
(蔵元英二)

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