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北海道がんセンターの外科医長が電車内で女性の下半身を盗撮

 北海道警札幌西署は8月15日、電車内で女性を盗撮したとして、道迷惑防止条例違反(卑わいな言動)の疑いで、独立行政法人国立病院機構の北海道がんセンター(札幌市白石区菊水)乳腺外科医長の男(53=同市西区)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、同日午前7時半〜同35分頃、札幌市営地下鉄東西線・宮の沢〜琴似駅間を走行中の電車内で、タブレット端末「iPad(アイパッド)」のカメラで、前の座席に座っていた女性会社員(28)の下半身などを隠し撮りした疑い。

 同署によると、近くにいた乗客の男性が、男の不審な動きに気付き、琴似駅員に引き渡した。この端末には、同様の動画が数本記録されていたという。

 同医長は容疑を認めており、「きれいな人だったから撮った」と供述している。

 同センターは、がん克服を目的とした医療施設で、1893年(明治26年)に札幌衛戌病院(その後、札幌陸軍病院)として開院。1945年(昭和20年)に国立札幌病院に改称。2004年(平成16年)、独立行政法人移行に伴い、北海道がんセンターとなった。

 診療科は26科、病床数は520床、1日の外来数は602人(2013年度)。定員医師数は71名、レジデント2名、臨床研修医1名。

 同医長は乳腺外科では、統括診療部長に次ぐナンバー2。同センターのホームページによると、日本乳癌学会乳腺専門医、認定医、評議員。日本外科学会専門医、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会エキスパンダー実施責任医師、医学博士、検診マンモグラフィ読影認定医の略歴、資格を有している。

 これだけ、社会的立場のある医長が盗撮行為をしたとなると衝撃も大きい。「きれいな人だったから」との動機は、あまりにも短絡的だ。
(蔵元英二)

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