8月8日、警視庁は巡査長を減給3カ月の懲戒処分とし、巡査長は同日付で、依願退職した。
同課によると、巡査長は6月13日午後9時頃、千代田区の東京メトロ・日比谷駅の西口エスカレーターで、30代女性のスカート内にスマートフォン(多機能携帯電話)を差し入れ、動画撮影をした疑いがもたれている。
被害に気付いた女性が捕まえようとしたが、ふりほどいて逃走。女性が近くの交番で相談をしていたところ、巡査長が偶然近くを通りかかり、丸の内署員に取り押さえられ、翌14日に逮捕された。
巡査長は「性欲に負けてしまった」と容疑を認めているが、女性との間で示談が成立しており、送検後、釈放された。
事件当日、巡査長は署の送別会で酒を飲んだ後、知り合いに会うために同駅に来ていた。スマホには他の女性2人のスカート内を盗撮した動画が残っていたが、被害者が特定できないため、立件は見送られた。
調べに対し、巡査長は「撮影時に音が出なくなるアプリをダウンロードし、今年3月頃から盗撮していた」話しており、突発的な犯行ではなかったようだ。
警視庁は「警察官としてあるまじき行為で厳正に処分した。再発防止に努めたい」としている。しかし、現職警察官が盗撮行為をして、減給3カ月の処分では、甘すぎるといわれても仕方がない。
(蔵元英二)