「現在、ツアーで世界中の都市を回っているジャスティンですが、行く先々の国でコンサートの開演時間に平気で遅刻してくるのです」(音楽業界会社関係者)
ロンドンでのコンサートでは2時間の遅刻。ドイツでは3時間。その後も、アラブ首長国連邦のドバイやアメリカなど遅刻の常習犯で、彼の登場を今か今かと待ちわびながら、身動きのできない会場で長時間待たされたファンのなかにはブーイングを浴びせたり、激怒して帰ってしまうファンもいたという。
そんな彼が日本ツアーでもやってくれた。
10月7日にさいたまスーパーアリーナで行われた日本公演では、開演時間19時に対し、会場は20時を過ぎても始まる気配が全くなし。20時半前に会場のライトが消えてついにカウントダウンが始まるも、そのカウントダウンが10分も続くというドタバタ劇で、結局90分も遅刻してコンサートは始まった。
この大御所ぶりには他の世界的アーティストからも非難が飛んでいる。故マイケル・ジャクソンさんの長女パリス・ジャクソンは最近のジャスンティンを無責任と批判。ボン・ジョヴィは「ファンは高いチケットを買うために働いて、自分の人生の2時間か3時間をアーティストに差し出すために来ているんだよ。あの子供の場合は、80分程度だろうけど、一度きりなら許される。でも、何度もやるのは恥ずべきことだ」と苦言を呈した。
17歳当時で年収が5300万ドル(日本円で約52億円)というあまりに恵まれ過ぎた環境に置かれたジャスティン。勘違いが過ぎてしまうのも無理はないのだろうか。
そんな世界的スーパーアイドルとあって彼の周囲は常に厳戒態勢。
「いつも4〜5人のレスラーのようなSPが付いていて、さいたまでも会場の出入り口で出待ちをしていたファンやカメラマンに対し、SPは『Noピクチャー!』『Noファン!』と制し、レーザービームのようなライトを当てられて、視界が全く見えないほど威嚇されたカメラマンもいたそうです」(同)
その一方で、ファンのなかには彼とのツーショットをゲットしたつわものもいる。
「SPがいない隙にジャスンティンに話しかけたら、笑顔で肩を組んで写真撮影に応じてくれましたよ。本人は意外と良い奴でした」
いつの時代もスーパー子役を囲いたがるのは大人たちのエゴなのかもしれない…。(明大昭平)