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甲州ワインの里は、当たりの癒しスポット (2)

 なお、このワインカーヴ内はものすごく寒いので、それだけで無理な方もいるかもしれない。しかしそこは、この建物自体、地階以外の場所は非常に暖かいので、ほっとラウンジ風共用スペースなどで暖を取って、また試飲に戻るなんていうのもオツなものなのだ。まあはっきり言ってしまえば、そういう若干自然体で緩いサービス=行政的な感じのサービスレベル、が逆に落ち着くワケです。

 11時頃、ワインカーヴに潜入。先客は、若いカップルのみ。女は、「味が濃い目」「ジュースみたい」など言っていて、男が「完全に発酵してるんだね」などと応じている。筆者もすぐにほろ酔い気分になった。

 で、肝心の味のほうだが、すいません、よくわかりません。(笑)ただし、味が濃くて雑味がないのが、いい若いワインなのではないか、という自己基準からすると、おいしいワインはいっぱいあった、とお伝えしておきたい。

 あえて挙げれば、白ワインだと、カーヴ入り口付近の辛口系・<落穂ひろい>(シャトージュン)などは、さすが2500円以上のワインだなあ、と思った。

 カーヴ内はおおよそ白と赤の2つのコーナーに分かれているが、赤のフルボディ重口の<ベリーアリカント>(塩山酒造)も濃厚で渋みがうまい赤ワインだった。
 両者とも、お洒落なラベルで判別は一目瞭然なので、ご参考あれ。

 いっぽう「ジュースみたい」なのは、マスカットベリーAや巨峰などを使用した甘口系と思われる。

 辛め系ではさらに、<錦城ワイン>の赤ミディアムテイストや岩崎酒造の<シャトーホンジョーあじろん>なども、しっかりとした味わいが素人をも唸らせる。

 前掲・味が容易に想像できる品種のとろりと甘い熟成具合と、逆に辛口とを2本セットでおみやげに購入していく、なんて買い方もおススメだと思った。(続)

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