衣装合わせの会場へ行った岡村は、20人くらいのスタッフに迎えられた。岡村は「いても3〜4人かと思ったら、20人くらいいて、一人ずつご挨拶して」と会場の様子を語った。
とりあえず第一段階ということで、ラフな衣装合わせとなった。岡村は「畳の上にぼろっきれみたいなのが落ちていて、それをかぶせられた」と話し、笑いを誘っていた。その「ぼろっきれ」をまとい、紐で結び写真を撮る工程は、「1分かからへんかった」衣装合わせだったようだ。さらに、岡村は農民役のため、刀などの持ち道具はなく、「縄みたいなのを持ってきてまきつけて、あとは袋みたいなのを左右に移動していった」といった現場の様子を語った。
それでも、カツラを合わせると、演出家が「これないな、コントに見えたらダメなんだ」とダメ出しをした。岡村は数々のバラエティ番組に出演しているだけに、「ボロボロの服着て、カツラあわせたらコントチックになってしまう」と自身でも語っていた。やはり、コメディアンのドラマ出演は何をやってもコントになってしまうのはネックといえるだろう。とんねるずの石橋貴明も『レッツ・ゴー! 永田町』(日本テレビ系)で政治家秘書を演じた時に、コントの演技を排するのに苦労したようだ。岡村にもそうしたジレンマは襲いかかりそうだ。
まだ放送は一年先ではあるが、岡村は「楽しみにしといてください」と含みをもたせた。これを受け、ネット上では「岡村さんの非コント演技楽しみだわ」「ぼろっきれって、どれくらいボロかったんだろう」といった声が聞かれた。大河ドラマネタはこれからも小出しに語られるため、今後の展開にも期待といったところだろう。