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出川哲朗の亡き母をCGで完全再現、賛否両論 NHKの“攻めた番組”には評価集まる

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出川哲朗

 28日に、『復活の日〜もしも死んだ人と会えるなら〜』(NHK総合)という画期的なトーク番組が放送された。これは、デジタル技術の進化による表現力と綿密な取材によって、出演者がもう一度会いたいと願う故人と会話する番組。この日のゲストは、8年前、母・泰子さんを亡くした出川哲朗。

 「真っ暗なスタジオの中で、CG技術で蘇った泰子さんを見て『うわぁ……』と、感動なのかドン引きなのか分からないリアクションをしていた出川でしたが、しばらくして『母ちゃんだ……』と一言。その後は懐かしいアルバムをめくりながらトークしたり、浮気を繰り返していた父親の話や、少年時代、姉の腕に鉛筆を刺してしまった話を、泰子さんと楽しく会話していました」(芸能ライター)

 ちなみに、気になる泰子さんの声をあてているのは清水ミチコ。

 「綿密な取材をしたとはいえ、さすがに限界があった場面も。出川がふいに、泰子さんの髪が乱れていることを指摘しながら、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)のドッキリを裏でモニタリングしていた母が、同じように髪も染めずきちんとした格好もしなかった思い出話をしていました。だが、清水は知らないことだったらしく、微妙に対応に苦慮していましたが、『でも、あの世からテレビに出る人は日本で初めてなんだから。外見なんかどうでもいい』と、話題をそらしていました」(同)

 その後、懐かしの母の味・味噌おにぎりを食べた出川は涙腺が崩壊。さらに、病気で入院していたときの母に、「ありがとう」と言いたかったものの、あまり早く言うと死期が近いということがばれてしまうため言えなかった、意識があるうちにありがとうと言っておけばよかったと後悔していた。

 この企画に対する視聴者の意見は様々だ。「NHKに泣かされたわ〜」「出川哲朗をじぶんの身と重ねて号泣しながらみておる」など絶賛の声もある一方で、「出川さんと清水さんのお芝居にしか見えない」「すごい番組だけど、つらい…」「泣きに持って行かせる感が見えて興ざめ」といった声も。

 2回目があるか気になるが、それにしても最近のNHKは振り切っている。

 「30日にはVTuberとおぎやはぎが絡む『バーチャルさんといっしょ。VTuberの国からコンニチハ!』が放送。これは今年1月2日に放送した『バーチャルのど自慢』の2弾目的企画だそうです。また同日には、例え好きの客とマスターが、ひたすら例え話に花を咲かせる謎のバー『たとえBAR』もオンエアします。これはEテレですが、元薬物中毒者やパパ活女子などが人形という形を借りてトークする『ねほりんぱほりん』という伝説の番組もあります」(同)

 民放がコンプライアンスで縛られている中、それに抵触しないようなキワのところで自由に番組を創っている印象があるNHK。少しは民放も見習ってほしいものだ。

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