問題となった記事は『女性自身』(光文社)のウェブサイトが2月20日に報じた「いだてん 秘策はチコちゃん!低迷V字回復案として白羽の矢」なるもの。記事によれば、視聴率低迷が続く『いだてん』の“テコ入れ案”として、人気番組『チコちゃんに叱られる!』のチコちゃんが登場する可能性を報じている。低迷する番組を「叱ってもらう」もので、同番組に出演するナインティナインの岡村隆史のサプライズ出演も検討されているという。
これに対し、『いだてん』に演出スタッフとして参加している大根氏は、20日付のツイッターで「これ全部デタラメ。女性自身さん、閲覧数稼ぎとはいえ、テキトーなこと書いてると足元すくわれますよ!」と釘を刺した。大根氏は『いだてん』をめぐる別の記事に関しても、「脚本チェックも無いし、登場人物に口を挟んでくる局上層部もいませんよ日刊ゲンダイさん!」と記している。
これを受け、ネット上では大根氏に賛同する声が多い。「あくまで『大河ドラマ』なんだから『チコちゃん』出てくるわけないよな」「テコ入れするにしても、もっとうまいことやるだろ」といった声が挙がっている。
何より、『いだてん』の放送は1月に始まったばかりである。中長期的な脚本の練り直しやなどはあるにせよ、単なる話題作りを生み出すことはなさそうだ。『いだてん』には4人の演出家がおり、大根氏の演出回はまだ放送されていないだけに、その内容に期待がかかるところだ。
記事内の引用について
大根仁のツイッターより https://twitter.com/hitoshione