主催者集計による来場者数はなんと、47万5000人。あらためて、B級グルメに癒されぬ人などいない、というところだろうか。
リアルライブでは駒ヶ根ソースかつ丼の話もしたが、少し前に富士宮焼きそばを食べに行った。
熱海まで新幹線。(本来、もちろん新富士まで行ったほうがいい。)
よし、富士駅で身延線へ入り、富士宮で下車し富士宮焼きそば探訪しよう。さらに特急で北上し、下部温泉でだれかれへおみやを買い、甲府へ出よう。中央線鈍行で田舎駅の数々を楽しみ…疲れたらあずさで都内へ戻ろう、と決めた。
JRの『休日乗り放題きっぷ』は、2600円。特急の運賃には充てられるが、特急料金は別。熱海−甲府間の鈍行運賃は、2210円だ。というわけで、正規運賃を払っての旅。下部温泉からはお金の節約で、甲府へは特急乗車を控えよう…ぶつぶつ言っていると富士宮駅に到着した。
結論から言うと、広いエリアにたくさんの富士宮焼きそばの店が点在しているので、歩き回ると、迷う。まずは道を聞いて有名店へ行くといいだろう。
で、筆者は迷いに迷った。ただ、どこかしら富士宮焼きそばの店にはたどり着くので安心してほしい。(?)それにしても小洒落た商店街には地上から音楽が唸っているし、浅草寺のようなでかい神社(浅間大社)にはコンサートホール併設。すごい文化的である。
最初のお店は、居酒屋だった。ほうきで掃いていた女主人がしばしののち筆者を見つけて、いらっしゃい、と笑顔。手は洗ってくれたと思う。せいろ蒸しっぽい焼きそばに、キャベツ、さば節、濃い目のソース…うまい。
そそくさと出て、二軒目は思いっきり住宅街の中の鉄板焼きの店。ご老人たちとみんなで鉄板を囲むのだ。少し緊張したが、「観光客の人も多いわよ」と言われ安心する。「○○入りがおススメなんだけど?」とおかみ。
「いや、プレーンなやつをください」
で、そそくさと無言で用意し始めたおかみ。またやってもうた筆者…こういうことはよくある。(泣)だって初めてなんだから、普通のやつ食べたくないですか?(誰に聞いているのか。)きっとわかってくれる読者もいよう…。
なんと量はひと玉全部だった。400円だぞ。そこに揚げ玉(肉かす)やキャベツ、だし粉その他がどっさー。ソースがジュー…。
うまい! あっという間に平らげた。
富士宮焼きそばの蒸し麺は、昼時だけで3軒はハシゴ出来る。覚えておいてほしい。