靖国通り寄りの正面口の駅名看板は日本語と英語表記のみ。ところが北口では、駅名看板のほかに避難場所案内で複数言語での説明がなされていた。こちらは前出の3カ国語に中国語を加えた4カ国語表記だ。
災害などが発生した場合、国籍や言語の違いで生命が脅かされるようなことがあってはならない。しかし、避難先などを教えようにも最大のコミュニケーション術である会話が通じない場合、特に緊急時にはお互いパニックに陥ることも予想される。その点、看板を複数言語で表記することは朝飯前。無駄な税金の使われ方よりは、何倍も意義のある配慮といえる。
最近では大久保コリアンタウンで、韓流スターにメロメロのおばさん集団をよく見かける。
千葉県から遊びに来たという主婦(45)は駅名看板について「本来の日本人らしい気配りが感じられていいと思います。残念なことにいまは男女とも日本人より韓国人のほうが何倍もやさしくて奥ゆかしくて恥じらいがある。個人主義というか、自分さえよければいいといった風潮は悲しいですよね」と評価した。
こうした動きはほかの街にも波及するといい。