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上位と見紛う?5月場所番付下位にひしめく元三役力士たち

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 さまざまな話題を振りまいた春巡業も終わり、間近に迫ってきた大相撲5月場所。先月30日には新番付も発表され、各力士は場所に向け一段と稽古に励んでいることだろう。

 気になる今場所の注目は何といっても栃ノ心の大関とり。1月場所では平幕ながら14勝1敗で優勝、3月場所では関脇として10勝5敗の成績を残した。今場所で9勝以上をマークすれば“直近3場所33勝”をクリアし大関昇進は濃厚となる。昨年5月場所後の高安以来、1年ぶりの新大関誕生を期待するファンは多い。

 栃ノ心の他にも、2場所連続優勝を狙う鶴竜、休場からの復活を期す白鵬・稀勢の里、悲願の新三役昇進を果たした新小結・遠藤など、今場所で注目すべき力士は多い。ファンの視線が幕内上位の力士に集中しているのは当然の話ではあるが、他にも注目すべきポイントはある。

 これから5月場所を現地、もしくはお茶の間で観戦しようと思っているファンの方々には、ぜひ強い力士だけでなく“強かった”力士にも目を向けてもらいたい。なぜなら今場所の番付下位には、過去に幕内上位で鳴らした“元三役”の力士が多く名を連ねているからだ。

 幕内における最下位の地位である前頭、その中でも最下層にある前頭11〜17枚目(西は16枚目まで)を見ると、該当力士13名のうち5人(碧山・豪風・栃煌山・妙義龍・安美錦)が過去、小結・関脇に在位した経験を持っている。ほんの数年前まで幕内上位で相撲をとっていた彼らの取組を、今場所は中入り直後から楽しむことができるのだ。

 また、彼らの平均年齢が“34歳”という点も見逃せない。時代の流れとともに力士の選手生命も延びてはいるだろうが、それでも34歳という年齢はいつ引退してもおかしくない数字だ。明日をも知れぬ身である彼らが、その明日をつかむため全身全霊を懸けて臨む取り組みは、上位陣にも負けない熱気を生み出すだろう。

 5月13日に初日を迎える5月場所。5人のベテラン力士たちの奮闘ぶりにも、注目してはどうだろうか。

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