番組では貴乃花親方が「貴乃花一門」の名称を返上すると一門の親方に提案したニュースを紹介。例によって相撲に詳しいレポーターとして横野レイコ氏が登場し、解説を加えた。
これに噛み付いたのが、たびたび横野氏の相撲協会寄りの見解に疑問を呈してきた古市氏。「え、でも貴乃花親方に厳しい横野さんからすると、ちょっといいニュースじゃないですか?」とジャブを入れた。横野氏は少々カチンときたようで、「厳しくないですよ。何をおっしゃってるんでしょう」と反撃。古市氏は、「いや、だってちょっと嬉しそうだから」と横野氏の顔を見た。
横野氏は、貴乃花親方が一門の名称を返上するのは「ケジメ」から来る行動で「親方らしい」と説明する。しかし古市氏は、「ケジメって言うけど、ケジメを付けるほど貴乃花親方が悪いことしたんですか?騒動を起こしたことはあるかもしれないけど、貴乃花さんがやろうとしてきたことと不祥事って、ここまで責められることなのか」と反論した。
結局これに横野氏が再反論することはなく、小倉智昭が「物言いは後で付けてください…」と諭し、コーナーは終了した。
古市氏の「横野さんが嬉しそうにしている」という指摘にネットユーザーも反応。「最初から頬が緩みっぱなしだった」「確かに嬉しそうだった」と古市氏の意見に同調する声が続出した。
横野氏に対しては「不適切アナウンスの春日野巡業部長のことにも触れろ」「相撲協会の肩ばかり持って中立な立場を取ってない」などと、その姿勢に批判が集まった。また、小倉に対しても「ちゃんと議論させるべき」「『物言い』とはなんだ。的を射た意見じゃないか」と批判の声が噴出した。
「横野氏は事あるごとに『いっぱい取材をした』『話を聞いてきた』などと話していますが、それはすべて相撲協会の主張を前提としたもの。1つの答えにのっとって取材をしても意味がありませんし、意見が偏るだけです。彼女はジャーナリストではなくコンシェルジュ。『相撲協会の意に沿った方向に人々を導くための存在』ということなんでしょう。古市氏の言うように、彼女の意見を聞いていると、貴乃花親方を一方的に叩いているようにしか見えない。『厳しくない』というなら、貴乃花親方の主張もリポートするべきです。古市氏は素朴な疑問をぶつけるため炎上も多いですが、横野氏の件については正論も多く、支持が集まっています。横野氏もそれは分かっているはずですが、協会の意に背くことはできないため、無視しているのでしょう」(相撲関係者)
「相撲コンシェルジュ」を名乗る横野氏。貴乃花親方の意見にも耳を貸し、われわれに伝えてもらいたいものだ。