昨年4月に復活したフジテレビの水曜22時台のドラマ。しかし、復活後一度も日本テレビ系ドラマに視聴率で上回ったことはない。
1月期の『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)では、とうとう平均視聴率3.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、最高視聴率でも4.1%という結果に。一方、日本テレビの『リバーサルオーケストラ』は平均視聴率6.5%と、ダブルスコアに近い差が生まれてしまった。
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しかし、4月期では、視聴率も人気も逆転しているという。
「『わたしのお嫁くん』は初回視聴率が6.1%、第3話は6.8%にまで上昇。一方、『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)は初回視聴率6.0%から右肩下がりに落ち、第3話では4.3%に。数字だけ見ても、これまでと真逆の結果になっている上、ネット上でも比較にならないほど『お嫁くん』が盛り上がっています」(ドラマライター)
原因はその作品の内容だという。『お嫁くん』は高杉真宙演じる山本知博のスパダリっぷりが女性視聴者の心を掴み、恋愛関係ではない男女が2人で暮らす様子から、第2の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)とも言われているが――。
「『それパク』は知的財産をテーマにしたお仕事ドラマですが、主人公で知的財産に関する初心者である、芳根京子演じる藤崎亜季のオドオドっぷりにイライラする視聴者が続出。さらに重岡大毅演じる上司の北脇雅美の当たりが強く、ネット上からは『見てて疲れる』『説教臭い』『だんだんイライラしてきた』といったネガティブな声が集まることに。気軽に見られる『お嫁くん』の方がよりキャッチーで、女性視聴者の心を掴んでいるようです」(同)
水曜のフジテレビドラマ枠復活以来、初めての逆転現象が起きているようだ。