本作は、奥乃桜子の同名小説が原作。飲料メーカーの知的財産部を舞台に、奪われた自社の特許を取り戻すために奮闘する姿を描く。
第1話は、月夜野ドリンク開発部の藤崎亜季(芳根京子)は、真面目でお人好しな新米社員。ある日、社運をかけたプロジェクトとして開発が進められている新ドリンクのボトル、通称「キラキラボトル」のデザインが、ライバル企業のハッピースマイルビバレッジに盗まれるという事態が発生。ハッピースマイルでボトル開発を担当したのが亜季の大学の同級生だったため、同窓会で情報を漏らした可能性がある、と亜季に情報流出の疑いがかけられ――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第1話では、芳根演じる主人公・亜季に対する社内の人間の対応に、ネット上から不信の声が多く集まっている。
亜季は自分の意見をはっきりと口にできない性格ながら、情報流出については頑なに否定。しかし、上層部は亜季が犯人と決めつけ、パワハラ的に追い込む。さらに、親会社からやって来た弁理士・北脇雅美(重岡大毅)も亜季が犯人だとし、虚偽の証言をでっち上げて、冒認出願することを指示する。
だが、最終的にハッピースマイルビバレッジに悪意なく情報を漏らしていたのは、社長(赤井英和)だったと判明。特許権は無事に月夜野のものとなり――というストーリーが描かれた。
しかし、この展開にネット上からは「誰も芳根京子に謝らないのか」「胸糞悪い」「パワハラ描写がきつかった」「見てられなかった」「訴えてほしいくらい」という声が集まっていた。
「疑いが晴れ、亜季自身はほっとしたような描写があったとは言え、社内からは亜季に対して『まだ認めないのか』といった発言があったり、“真犯人”だった社長本人も亜季に対し、『君か、うちの開発情報を漏らした社員っちゅうのは』と決めつけ。にも関わらず、誰も亜季に謝罪する様子はなく、胸糞悪さを感じた視聴者が多くいたようです」(ドラマライター)
今後も、気の弱い社員に対するパワハラ的描写は続くのだろうか――。