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自らの名前から“908”のユニフォームに身を包んだKREVAは、“ピッチャー、KREVA”のコールを受けた後、ライトのブルペンからリリーフカーに乗ってポーズを決めながら登場。全方向に頭を下げた後、「まさか横浜スタジアムでライブより先に投げることになるとは」と驚きながら、「一球入魂で投げたいと思います」と決意表明。キャッチャー・伊藤光に向け投じた球威のあるボールは打者の大田泰示の頭付近に逸れはしたが、しっかりと空振りを取り、セレモニアルピッチを終えた。投球後には「投げる直前までツーシームを投げるかストレートを投げるか迷い、ストレートを投げました。次、投げる時は真ん中に決められるように頑張ります。最高の時間をありがとうございました」と感謝。「試合後のライブのために、試合とともに気持ちの昂りを上げていきたいと思います!」と気を引き締めていた。
試合はベイスターズが5-2で快勝。そのままの勢いで『BLUE☆LIGHT LIVE』へと引き継がれ、「イッサイガッサイ」や「音色」などの代表作を披露。中でも「ichiban」のリズムでベイスターズへエールを送り、「終わったら優勝していたらいいなと思います」と声を張り上げた際、ファンのボルテージは最高潮に達していた。
イベント後は「想像の10倍くらい綺麗な会場でライブができて、本当に素敵な経験ができました。またぜひ機会がありましたらライブをしたいですし、横浜スタジアムにも遊びに来たいと思います」と宣言。「ベイスターズファンの皆さんの応援に心底感動しました。私も引き続き応援します!」と共闘も誓い、余韻の残るハマスタを颯爽と後にした。
取材・文・写真 / 萩原孝弘