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DeNA、サイ・ヤング賞投手獲得も体型が心配? 不祥事によるブランクは深刻か

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 2020年サイ・ヤング賞投手、トレバー・バウアー(前ドジャース)が横浜DeNAベイスターズにやって来る。

 日本の日付が3月14日に変わった頃だった。米国のメジャーリーグ関連の各サイトが「トップニュース」として更新したのが、バウアーのDeNA入りだった。

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 「バウアー側は今月末に来日できると伝えていました。21年7月以降、全く登板していないわけですが、自身は復帰可能となる23年シーズンに向けて調整してきたと話していました」(米国人ライター)

 MLBでのキャリアをスタートさせた12年以降、WHIP(1イニングあたり何人の走者を出したか)は常に1点台。20年オフ、ドジャースと「3年総額1億0200万ドル」(約110億円/当時)で契約した“スター投手”である。

 DeNA側だが、昨季チーム最多タイの11勝を挙げた大貫晋一投手が右肩を痛め、「先発タイプを補強しようとしている」との情報は流れていた。MLBのトップクラスで補ったのも驚いたが、問題は約1年半のブランクがあること。DeNAは「慎重に調査した」と言うが、それは私生活のことだけなのかもしれない。

 「サイ・ヤング賞を獲り、ドジャースに移籍した21年シーズン途中、暴力被害を受けたと言う女性が現れ、警察捜査にも発展したんです。複数の女性からも同様の相談もありました。その後、裁判で無実が証明され、告訴を取り下げてきた女性もいましたが、MLBコミッショナーとドジャースは許せなかったようですね」(前出・同)

 MLBは裁判結果に関係なく、DVや性的事件、幼児虐待の事件等について独自に制裁を下すことになっている。2シーズン分に匹敵する324試合の出場停止処分が194試合に軽減され、23年シーズン復帰も可能となった。しかし、ドジャースは今年1月に契約解除を発表。MLBでの移籍先も見つからず、今回のDeNA行きが決まった。

 「契約解除が発表された時なんですが、ドジャースとバウアーの話の内容が異なります」(前出・同)

 ドジャース側は「引き留める声がチーム内から出なかった」とのニュアンス。それに対し、バウアーは「球団、チームメイトの支えに感謝している」と伝えていた。

 MLBファンの間では“変人”としても周知されており、過去に何度かチームメイトとも衝突している。もっとも、卓越した投球理論の持ち主で、高校野球など日本の野球文化にも強い関心を持っているという。

 「球速は最高で150キロ台半ば。カーブ、チェンジアップが得意とされていますが、スライダーの曲がり幅も大きいんです。奪三振率が高いのは、対戦打者のバットがボールに当たらないから」
 MLB中継の解説も務めるプロ野球OBの感想だ。

 米国の各サイトが掲載した最新ショットを見る限り、20年当時よりもふっくらしていたのも気になるが…。「23年復帰を前提に練習してきた」の言葉が本当なら、バウアーの投げる試合はワンマンショーになる。セ・リーグの優勝予想はやり直しだ。(スポーツライター・飯山満)

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