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関脇・正代、早くも大関復帰絶望? 取組直後の“ふらつき”に心配の声、古傷再発で勝ち越しにも暗雲か

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 10日に行われた大相撲1月場所3日目。今場所初白星を挙げた関脇・正代の取組後の様子がネット上で物議を醸している。

 前日まで「0勝2敗」の正代はこの日、同じく「0勝2敗」の小結・琴ノ若と対戦。立ち合い琴ノ若に踏み込まれ胸に強く当たられるも、組み止めたまま右方向へ動き体を入れ替える。そこから琴ノ若をもろ手で押し込み土俵下まで押し出した。
 
 初日からの連敗を2で止めた正代だったが、西の徳俵前に戻ろうと後ろに振り返った直後に足元をふらつかせるそぶりを見せる。また、取組後の一礼でもそんきょをする際に恐る恐る腰を下ろしていた。

 >>大相撲、土俵下の貴景勝に高安が激突! 場内騒然のアクシデントに心配相次ぐ、お互い故障の可能性も<<

 正代の取組後の様子を見たネットユーザーからは「正代勝ったけど足の状態悪そう」、「勝った後なんかふらふらしてたけど大丈夫なのか」、「どっちの足にも故障歴あるけどそれが再発したのか?」、「序盤でこんな状態だと、ここから9番勝って大関復帰は到底無理そうだな」といった心配の声が寄せられた。

 正代は2020年11月に左足首、2022年9月に右足親指をそれぞれ故障している。取組後の報道によると、正代は「体重をかけた。でも大丈夫です」と下半身に問題はない旨を口にしたというが、実は古傷が再発しているのではと不安視しているファンも少なくないようだ。

 「正代の下半身については、NHK大相撲中継専属解説者の舞の海秀平氏(元小結)も状態不安を指摘しています。舞の海氏は2日目の中継で、平幕・大栄翔に敗れた正代について『下半身の力が落ちてますね。大関に上がったころは、この立ち合いでも踏み込み勝ちしてたんですよね』とコメント。大関昇進を決めた2020年9月場所(13勝2敗/優勝)ごろと比較すると、出足や踏ん張りに力強さが見られなくなっていると指摘しています」(相撲ライター)

 先場所「6勝9敗」と負け越し関脇に転落した正代は、今場所2ケタ10勝以上をマークすれば大関に特例復帰できる。ただ、仮にコンディションに何らかの問題があるとすると、10勝はおろか勝ち越しすらも怪しい状況になっていきそうだ。

文 / 柴田雅人

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