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平幕・逸ノ城の稽古後コメントに「最悪幕下行き」心配相次ぐ 不祥事の裏で古傷悪化? 過去には日常生活にも支障

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 2020年11月、2021年8月にそれぞれ新型コロナ対策の協会ガイドラインに違反し外出・飲食したとして、26日に1場所出場停止処分を受けた平幕・逸ノ城。28日の稽古後に故障情報を明かし物議を醸している。

 報道によると、逸ノ城は所属する湊部屋での稽古に参加した28日に取材に応じ、ガイドライン違反・処分について「ファンの皆さんに申し訳ないです。これからしっかり考え直していきたいです」と謝罪。合わせて、「腰の痛みが結構前からずっとあるんで、それを治しながら考えて稽古しています」と腰の故障を抱えていることを明かしたという。

 >>平幕・逸ノ城の処分内容に「おかみ殴ったのに軽すぎ」怒りの声 阿炎・朝乃山と明暗分かれたワケは<<

 逸ノ城は2場所連続勝ち越しで迎えた2022年5月場所を新型コロナ感染により全休するも、休場明けの7月場所で「12勝3敗」をマークし自身初優勝。しかし、翌9月場所は6勝、11月場所は4勝と一転して低迷している。

 逸ノ城が明かした故障情報に、ネット上では「腰痛が出ててしかも長引いてるなんて知らなかった」、「痛めたとしたら優勝した7月場所の後か?」、「過去に何度も苦しんでる古傷がまだ再発したのか」、「3年前のケースみたいにまた歩けなくなるのでは」「今後が不安過ぎる、最悪幕下行きもあり得るのでは」といった心配の声が寄せられた。

 「逸ノ城は初土俵を踏んだ2014年1月場所から現在までに複数回、腰痛やぎっくり腰に見舞われています。2019年9月場所後の稽古中に痛めた際には一時歩行が困難になるなど日常生活にも大きな支障が出たそうで、翌11月場所も回復が間に合わず全休。この影響で2014年7月場所以来となる十両転落の屈辱を味わいました。腰痛頻発の原因としては力士の中でもトップクラスの体重(現在は関取最重量の212キロ)を持つことなどが考えられますが、出場停止の間に何らかの対策を打たなければ、処分明けの2023年3月場所以降も故障休場・成績不振のリスクが続き、最悪関取の座を失う可能性もあるのでは」(相撲ライター)

 逸ノ城は東前頭7枚目で迎える予定だった2023年1月場所が出場停止・全休となったことで、翌3月場所は2020年7月場所以来の十両転落が確実な状況。短期間で幕内に返り咲くためには、今後約3か月の間にどれだけ腰のコンディションを戻せるかもカギになりそうだ。

文 / 柴田雅人

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