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大相撲、平幕・碧山に「相手壊す気か」と批判 隆の勝は数秒うずくまる、顔面への執拗な突っ張りが物議

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 15日に行われた大相撲11月場所3日目。今場所初白星を挙げた平幕・碧山の相撲内容がネット上で物議を醸している。

 前日まで「0勝2敗」の碧山はこの日、「2勝0敗」の平幕・隆の勝と対戦。立ち合いもろ手突きで隆の勝の上体を起こすと、右手で顔面を突っ張ろうとする。これは隆の勝に左手をあてがわれて空振りに終わったが、碧山は間髪入れずに10回以上顔面への突っ張りを連発して圧力をかけた。

 隆の勝はたまらず碧山の右腕を手繰りながら引いたが、碧山は動じずについていきそのまま押し出しで勝利。隆の勝は押し出された勢いで正面の徳俵付近まで後退したが、顔面を突っ張られ続けた影響もあったのか、直後に足をもつらせ土俵下に転落した。

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 終始隆の勝を圧倒した形の碧山だが、ネット上には「今日の碧山、勝ったのはいいがちょっと取り口荒すぎないか?」、「別に反則ではないが、あそこまで執拗に顔面を突っ張るのは汚い感じもするわ」、「2、3発ならまだいいけど10発はさすがにやり過ぎ、相手のこと壊す気かよ」、「リプレー見たら、真正面に思い切りクリーンヒットしてるのも何発かあってゾッとした」、「あれだけ突っ張られたら隆の勝もたまらんよ、最後の一発なんか顎にモロ入ってたし」といった批判が寄せられた。

 褒められた取り口ではないと非難されている碧山だが、一部からは「隆の勝が余計な怪我をしたのでは」という指摘も上がっている。転落後の隆の勝は数秒ほどその場にうずくまった後に立ち上がり取組後の一礼を終えたが、その後花道を下がる際に左足を少し引きずるようなそぶりを見せたため、何らかのアクシデントが発生したのではと心配しているファンも少なくなかったようだ。

 隆の勝は取組後の報道では特に故障情報は伝えられず、16日の4日目も出場した。幸いにも大事には至らなかったようだが、仮に故障休場に追い込まれていた場合は今以上に碧山への批判が上がっていたことは間違いないだろう。

文 / 柴田雅人

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