碧山
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スポーツ 2023年03月20日 20時30分
大相撲、碧山の執拗な攻めに「怪我させる気か」と批判 顔面突っ張り連発が物議、対戦相手も「やだなあ」と苦笑い
19日に行われた大相撲3月場所8日目。今場所4敗目を喫した平幕・碧山の相撲内容が物議を醸している。 前日まで「4勝3敗」の碧山はこの日、初日から7連勝中の平幕・翠富士と対戦。立ち合い右のかち上げを繰り出し翠富士をのけぞらせると、間髪入れずに両手で顔面を4回ほど突っ張る。さらに、この後も叩きを交えながら、顔面へ10発近く突っ張りを見舞った。 ただ、機を見て顔面攻撃をいなした翠富士に左上手をつかまれ懐に潜り込まれると、土俵際で左上手を離しながら右方向に動いた翠富士の動きに対応できず、入れ替わるように土俵際へ追い込まれる。そこからも休まずに圧力をかけてきた翠富士を押し返せず土俵を割った。 >>大相撲、貴景勝戦前のヤジに場内ドン引き?「邪魔するなら帰れ!」一部客の行動に批判、取組にも影響か<< 立ち合いから猛攻を仕掛けたものの敗れた碧山だが、ネット上には「今日の碧山の相撲は結構荒かったな」、「かち上げから顔面突っ張り10発以上はちょっと過剰では?」、「翠富士怪我させる気かってぐらいのしつこさだった」、「突っ張り自体は真っ当な攻め方だが、首から上を執拗に狙うのはどうなのか」といった批判が寄せられた。 ファンのひんしゅくを買っている碧山だが、対戦相手の翠富士も内心やりにくさを感じていたことを明かしている。今回の勝利で幕内勝ち越し一番乗りを決めた翠富士は取組後にNHK中継のインタビューに登場。その冒頭に受けた「碧山関かち上げてきました。流れどうでしたか?」という質問に対し、「前やった時も結構突っ張られて、口の中切れたらすごい痛いので『やだなあ』って気持ちだったんですけど何とか勝てました」と苦笑い交じりに答えている。 碧山は身長191センチ・体重189キロの巨体を活かした威力のある突き押しが持ち味の力士だが、今場所は前日7日目まで勝ち越し1つと今ひとつ星を伸ばせておらず、対翠富士も過去1勝2敗と負け越していた。こうした事情もあり、立ち合いから厳しく圧力をかけようと考えたようだが、圧力のかけ方については不満を抱いたファンも少なからずいたようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年02月11日 11時00分
大相撲、豊昇龍に投げられた力士が病院送りに! 師匠は引退も覚悟、トーナメント戦以前にもあった危険な取り口
5日に行われた日本大相撲トーナメントで準優勝した関脇・豊昇龍。準々決勝の平幕・碧山戦で見せた強引な投げが物議を醸した。 豊昇龍は立ち合いから碧山を攻めあぐね逆に左上手を許したが、直後に体を左方向にねじりながらの強引なすくい投げを見舞い勝利。ただ、TV解説を務めた宮城野親方(元横綱・白鵬)は「本来であれば、私は豊昇龍にこの相撲をとってほしくはない」と身体的負担が大きく好ましくない取り口と指摘し、ネット上にも同様の苦言が寄せられた。 >>元横綱・白鵬が豊昇龍に苦言「この相撲とってほしくない」トーナメント戦の強引な投げ問題視、先場所の二の舞となるリスクも?<< 豊昇龍は2023年1月場所9日目・若元春戦で土俵際に追い込まれ無理やり小手投げを繰り出すも、不発で敗戦した上に左足首を負傷している。このように強引な投げ技は自身の故障につながるリスクが少なくないが、豊昇龍については今から4年前に相手を故障させたこともある。 アクシデントが発生したのは、豊昇龍が幕下だった2019年1月場所10日目の宇良(現幕内)戦。立ち合い、豊昇龍は両手で宇良の肩を押さえ出足を止めると、すかさず後方に引きはたき込みを狙う。しかし、宇良は豊昇龍の腹部に頭をつけながらこらえると、両まわしを引きながら一気に前に出た。 すると、土俵際へ押し込まれた豊昇龍は宇良の背中越しに右上手をつかみつつ、体を左方向にねじりながら無理やり掛け投げを見舞う。宇良は右足一本でこらえようとするも及ばず背中から地面に落ちた。 力技で劣勢を覆した豊昇龍は取組後すぐに西の徳俵前へ戻ったが、宇良は土俵下から土俵に戻る際に右足を引きずっており、取組後の一礼でも全く腰を下ろすことができず。この様子を見た場内からはどよめきが上がった。 宇良は取組後の一礼を終えた後、呼び出しの肩を借りながら土俵下に降りると、車いすに乗せられて花道を下がりそのまま病院へ。そこで右膝前十字靭帯断裂と診断され、翌11日目から途中休場することとなった。 宇良は2017年9月場所中に右膝前十字靭帯を断裂し、同場所を含め6場所連続休場、番付も平幕から三段目まで転落している。この経緯もあってか、取組後の報道では豊昇龍が花道で宇良に「すいません」と謝罪し、宇良も「大丈夫」と答えたことが伝えられていたが、結果的に再び同じ大けがをすることとなった。 2019年1月場所をまさかの形で終えた宇良は同年9月場所まで休場をしいられ、復帰した11月場所では序二段まで転落。そこから再びはい上がり現在は平幕まで返り咲いているが、師匠の木瀬親方は『Number Web』(文藝春秋/2019年5月10日付)の記事内で「さすがに立ち直れないかな? と思っていて『顔を見たらなんと言おうか……』と考えました」と当初は引退も覚悟していた旨を明かしている。 「豊昇龍は現在関脇・若隆景と共に次の大関候補として期待されていますが、故障リスクの高い強引な投げに加え、立ち合いでしばしば変化を見せることも課題とされています。 2022年9月場所千秋楽の平幕・遠藤戦で変化した際は、叔父の朝青龍氏(元横綱)が自身の公式Twitterに『こんな取り口いいのか? 勝負から逃げる バカやろ』、『若いのに 恥ずかしい』などと豊昇龍を酷評するツイートを投稿したことも話題となりました。注文相撲、強引な投げはどちらも、立ち合いで迷いが生じていることの表れともみられていますが、このあたりを改善しないと大関、横綱といった地位まで上り詰めるのは厳しいでしょう。ただ、豊昇龍は足腰が強いこともあり変化、投げ共にうまく決まってしまうことが多く、これも数年前から取り口に改善が見られない一要因と考えられますが、変に成功体験を積んでいる分癖を直すのも難しくなっているのでは」(相撲ライター) 豊昇龍は関脇で迎えた2022年11月場所で11勝、2023年1月場所も関脇で8勝をマークしており、次の3月場所で14勝以上を挙げれば、三役で直近3場所33勝以上という大関昇進目安を満たす状況となっている。白鵬にも指摘された課題をクリアし、昇進をたぐり寄せるような成績を残すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について朝青龍氏の公式Twitterよりhttps://twitter.com/Asashoryu
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スポーツ 2023年02月06日 20時30分
元横綱・白鵬が豊昇龍に苦言「この相撲とってほしくない」トーナメント戦の強引な投げ問題視、先場所の二の舞となるリスクも?
5日に行われた日本大相撲トーナメント・準々決勝の関脇・豊昇龍対平幕・碧山戦。勝利した豊昇龍の相撲内容が物議を醸している。 同戦は碧山がのど輪で豊昇龍の上体を起こすと、そこから後方に引き地面にはたこうとする。豊昇龍は何とかこらえた後、碧山の胸に頭をつけながら押そうとしたがなかなか攻められず、逆に碧山に左上手を許した。 この直後、豊昇龍は前に出ようとした碧山に合わせるように左足を後方に引くと、体を左方向にねじりながら強引に右のすくい投げを仕掛ける。この投げで体勢を崩した碧山は耐えられずに両手を地面につき、豊昇龍が劣勢から逆転勝利という結果になった。 >>大相撲、豊昇龍の立ち合いに「見苦しいことするな」と批判 舞の海氏も「これはいけません」 相手に全く呼吸合わせず物議<< ただ、トーナメント戦を中継したフジテレビで解説を務めた宮城野親方(元横綱・白鵬)は、取組終了後に「本来であれば、私は豊昇龍にこの相撲をとってほしくはないですね」、「千代の富士さん(元横綱)みたいに左前みつとって一気に走る、それができたら『こんなに簡単に相撲がとれるんだ』って(感じると)思うんですよね」と指摘。豊昇龍は左前まわしをつかんで素早く圧力をかける取り口が理想で、強引な投げで星を拾う相撲は身体に負担がかかるため好ましくないと主張した。 また、ネット上にも「勝ちは勝ちだけど内容は反省した方がいいだろうな」、「豊昇龍は軽量(身長185センチ・体重146キロ)なんだから、相手をさっと引き付けて突き押しを封じる方が効果的な気はする」、「追い込まれてから無理に投げを打つのは負担が大きいやり方だから控えるべき」、「こんな強引な相撲続けてたらまた先場所みたいなことになるぞ」といった苦言が寄せられた。 豊昇龍は1月場所9日目・若元春戦で土俵際に追い込まれた際、左足を土俵にかけながら強引な小手投げを狙うも決まらず敗戦。この時に左足首を負傷し、翌10日目を左足関節ねんざにより休場することをしいられた。こうした負傷リスクを回避する意味でも、力任せの相撲は慎むべきという意見は多い。 豊昇龍は準決勝の平幕・妙義龍戦は立ち合いすぐに左上手をつかんでからの寄りで勝利。しかし、決勝の平幕・大栄翔戦は立ち合い突き押しを選択した結果、同じく手を出してきた大栄翔に全く歯が立たず敗戦。トーナメント戦の優勝は大栄翔、豊昇龍は準優勝という結果となったが、回しをとらずに完敗した決勝の一番を次の3月場所に活かすことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月14日 11時00分
大相撲、力士が観客に衝突し病院送りに! 原因は横綱のダメ押し? 協会も注意喚起した土俵下でのアクシデント
9日に行われた大相撲1月場所2日目。関脇・高安が土俵下で大関・貴景勝と衝突し心配の声が集まった。 高安は小結・霧馬山戦で相手の押しに耐えきれず土俵下に転落した際、結びの一番に向け待機していた貴景勝に覆いかぶさるように衝突。この影響からか花道を引き揚げる際に右膝を気にする仕草を見せ、貴景勝もその後の取組で平幕・翔猿の動きに足がついていかず敗れた。 >>大相撲、土俵下の貴景勝に高安が激突! 場内騒然のアクシデントに心配相次ぐ、お互い故障の可能性も<< 角界では土俵下に転落した力士が他力士や行司、タマリ席の観客と接触することが少なからずある。今回は力士同士の接触だったということもあり、貴景勝、高安ともに故障休場などには至っていないが、過去には巻き込まれた観客が病院送りになったケースもある。 2014年5月場所2日目の横綱・日馬富士(元横綱)対平幕・碧山戦。日馬富士のつっかけで1度目の立ち合いが不成立となり、仕切り直しの2度目で成立。立ち合い互角にぶつかった直後、碧山は右に少し変化して日馬富士の体勢をぐらつかせる。だが、日馬富士は時計回りに動きながら碧山の圧力をいなすと、一瞬の隙をついて右下手をつかんだ。 日馬富士は右足を前に出しながら碧山を土俵外へ寄りきったが、この直後に右足を土俵下に踏み外してバランスを崩し、その影響で碧山も投げ倒されるような形で背中から土俵下に落下。碧山はすぐに起き上がったものの、その傍らで日馬富士は碧山の右隣付近に視線を落としながら手を差し出すなど何かを気にかけるようなそぶりを見せた。 NHK中継ではリプレーも含め、土俵下で何が起こったのかははっきりとは映っていなかったが、取組後の報道では土俵下に転落した碧山と年配の男性客が接触し、男性客は救急車で病院に搬送されたと報じられた。また、当事者の日馬富士が取組後に「下の人、大丈夫かな」と男性客を心配するコメントを口にしていたことも伝えられている。 一方、協会の朝日山審判部副部長(元大関・大受/当時)はこのアクシデントについて「最後はダメ押し。お客さんがけがをしてしまう」と、日馬富士のダメ押し行為によるものという見解を示す。その上で、日馬富士への注意や支度部屋に注意喚起の張り紙を掲示する可能性などを伊勢ヶ濱審判部長(元横綱・旭富士/当時)と相談すると話したことが伝えられた。 翌3日目、審判部は支度部屋に「勝負が決まった後のダメ押しは対戦相手に失礼かつ観客にも大変危険をおよぼすため、各力士は注意してください」という文面の張り紙を掲示し注意喚起を行ったことが報じられる。一方、日馬富士個人に対して注意があったのかは特に伝えられなかった。 また、搬送された観客がその後どうなったのかや、アクシデントを受けての協会の見解についても特に報道はナシ。当時のファンの間からは「ルール上自己責任とはいえ、協会は一言くらいお見舞いの言葉を出してもよかったのでは」といった指摘も少なからず上がった。 相撲協会公式販売サイト『チケット大相撲』は、土俵周りのタマリ席の注意事項に「土俵競技者(力士等)の転落による傷害の危険があります」、「傷害を受けた場合は、診療所等にて応急処置をさせていただきますが、その後の補償等には一切応じられません」と当時から現在に至るまで記載している。それでも、200キロ近い体重(当時は196キロ、現在は184キロ)を誇る碧山との衝突は、当事者の観客やその他大勢のファンにとって想定外だったことは間違いないだろう。文 / 柴田雅人記事内の引用について『チケット大相撲』公式サイトよりhttps://sumo.pia.jp/
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スポーツ 2023年01月13日 15時30分
大相撲、碧山が“右フック”で王鵬をKO!「下手したら骨折もの」執拗な顔面張り手・突っ張りに批判
12日に行われた大相撲1月場所5日目。今場所5勝目を挙げた平幕・碧山が顔面張り手・突っ張りを連発し物議を醸している。 前日まで「4勝0敗」の碧山はこの日、「0勝4敗」の平幕・王鵬と対戦。碧山は立ち合いから王鵬の胸付近を突いて上体を起こすと、後方に引きながら王鵬の後頭部を右手で強引に押さえつけたたこうとする。さらに、この後も王鵬の顔面や首元に張り手・突っ張りを5回以上繰り出し土俵際に追い込んだ。 ここから碧山は再度、王鵬の後頭部を右手で押さえながらの引きを見せた後、何とかこらえて前に出ようとした王鵬の顔面に右フックのような強烈な張り手を見舞う。これを受けた王鵬は前のめりに倒れるように体勢を崩し、右上手をつかんだ碧山に全く抵抗できないまま地面にバタリ。ただ、幸いにも脳震とうなどのアクシデントには至らなかったようで、取組後はすぐに立ち上がりしっかりとした足取りで花道を下がった。 >>大相撲、土俵下の貴景勝に高安が激突! 場内騒然のアクシデントに心配相次ぐ、お互い故障の可能性も<< 初日からの連勝を5に伸ばした碧山だが、ネット上には「今日の碧山の取り口は見てて怖かった」、「よく言えば気迫十分、悪く言えば荒すぎるって感じの相撲」、「最後の右フックばりの顔面張り手が一番危なかった、下手したら骨折ものだろあんなの」、「別にルール違反ではないが、顔面付近ばかりしつこく狙うって攻めはどうなのか」といった批判が上がった。 ファンからひんしゅくを買っている碧山だが、一部からは「こないだの隆の勝戦みたいな乱暴さ」という指摘も上がっている。碧山は昨年11月場所3日目の平幕・隆の勝戦で、立ち合いから押し出しで勝利するまでの間に10回以上顔面への突っ張りを連発。最後土俵下に転落した隆の勝は数秒うずくまるも大事には至らなかったが、重大なアクシデントにつながるリスクもあったとしてネット上では物議を醸した。 碧山は身長190センチ、体重184キロの巨体を活かした突き押しが持ち味の力士だが、今回の王鵬戦については行き過ぎた攻めだと感じたファンも少なからずいたようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月04日 11時00分
大相撲 11月場所、暴力的な相撲が頻発? 力士が数秒うずくまった一番も、行き過ぎた攻撃の背景は
11月13〜27日にかけて行われた大相撲11月場所。今年最後となる本場所は、「12勝3敗」をマークした平幕・阿炎の初優勝という結末となった。 阿炎、大関・貴景勝、平幕・高安が角界28年ぶりの優勝決定巴戦を演出するなど、最後の最後までもつれた優勝争いに多くのファンが盛り上がった今場所。ただ、その傍らで取り口が荒い、乱暴な相撲と問題視された力士もいた。 >>大相撲、阿炎優勝の裏で誤審発生? 舞の海氏ら解説陣も疑問、阿武咲戦での物言いナシが物議「取り直しが妥当だろ」の声も<< 3日目の平幕・碧山対平幕・隆の勝戦では、碧山が繰り出した執拗な攻めが物議を醸した。碧山は立ち合いもろ手突きで隆の勝の上体を起こすと、そこから10発以上顔面への突っ張りを連発。たまらず引いた隆の勝をそのまま押し出し勝利したが、顔面を突っ張られ続けた隆の勝はその影響もあったのか、直後に足をもつらせ土俵下に転落した。 転落後は数秒ほどその場にうずくまったり、花道を下がる際に左足を少し引きずったりと不穏な素振りを見せた隆の勝。幸いにも大きな故障や途中休場などには至らなかったが、そのようなアクシデントが発生する可能性も決して低くはなかったといえる。 5日目の十両・千代の国対十両・栃武蔵戦では、千代の国の相撲に場内からどよめきが起こっている。千代の国は立ち合い栃武蔵の胸をめがけて右からのかち上げを繰り出し、「バチンッ!」という大きな音と共に土俵際まで吹っ飛ばす。強烈な先制攻撃に場内が騒然とする中、千代の国はもう一度かち上げを食らわせ上体を起こすと、休む間もなく栃武蔵の首元、胸にもろ手突きを見舞い突き出しで勝利した。 さらに、千代の国は取組終了後も、突き出された勢いで花道まで後退した栃武蔵を2秒ほど凝視するなどピリついた雰囲気を見せた。元々闘志をむき出しに激しく攻める相撲が持ち味の力士として知られてはいるが、ネット上では気持ちが行き過ぎていないかと疑問視する声も少なくはなかった。 8日目の関脇・豊昇龍対小結・翔猿戦では、豊昇龍が実況も驚くほどの強引な相撲で物議を醸した。立ち合い顔面を張りながらぶつかり左上手を得た豊昇龍は、そこから翔猿の右足に自身の左足を絡ませ外掛けを狙うも不発。蹴返しで応戦してきた翔猿にもろ差しの体勢に持ち込まれるなど逆襲を受けた。 すると、豊昇龍は細かい動きで揺さぶってくる翔猿の攻めにイラついていたのか、翔猿の左肩越しにつかんでいた右の一枚まわしを握り直すと。左に回転し倒れ込みながら翔猿を無理やり地面に投げ倒し勝利。NHK中継の実況が「何という下半身、バネを利かせました! 勝ったのは豊昇龍!」と驚いたような口ぶりで勝利を伝える中、豊昇龍は険しい表情で左腕、両手の砂をたたくように払うなど、なおもいら立った様子だったが、相手はもちろん自身にも大きな負担になりかねない強引な取り口だった。 「乱暴な相撲と物議を醸した碧山、千代の国、豊昇龍ですが、碧山は取組前時点で『0勝2敗』と勝ちがなかったこと、豊昇龍は『6勝1敗』で優勝争いのトップに立っていたことから、この両力士については負けられないという気持ちが少々行き過ぎた結果取り口が荒くなってしまったのでは。また、残る1人の千代の国については『2勝2敗』から白星を先行させたかったことに加え、同じ九重部屋の力士で8日目に引退を発表する平幕・千代大龍の分までといった思いが気迫の背景にあった可能性も考えられます」(相撲ライター) 碧山の突っ張り、千代の国のかち上げ、豊昇龍の投げはどれも反則ではなく、ルールで認められている取り口ではある。ただ、繰り出す箇所やその後の振る舞いによっては思わぬ批判を浴びてしまうリスクもあるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月16日 19時30分
大相撲、平幕・碧山に「相手壊す気か」と批判 隆の勝は数秒うずくまる、顔面への執拗な突っ張りが物議
15日に行われた大相撲11月場所3日目。今場所初白星を挙げた平幕・碧山の相撲内容がネット上で物議を醸している。 前日まで「0勝2敗」の碧山はこの日、「2勝0敗」の平幕・隆の勝と対戦。立ち合いもろ手突きで隆の勝の上体を起こすと、右手で顔面を突っ張ろうとする。これは隆の勝に左手をあてがわれて空振りに終わったが、碧山は間髪入れずに10回以上顔面への突っ張りを連発して圧力をかけた。 隆の勝はたまらず碧山の右腕を手繰りながら引いたが、碧山は動じずについていきそのまま押し出しで勝利。隆の勝は押し出された勢いで正面の徳俵付近まで後退したが、顔面を突っ張られ続けた影響もあったのか、直後に足をもつらせ土俵下に転落した。 >>十両・千代の国、炎鵬への過剰な攻撃に「殺す気か」批判相次ぐ 心身両面でダメージか、次戦は体動かず敗戦<< 終始隆の勝を圧倒した形の碧山だが、ネット上には「今日の碧山、勝ったのはいいがちょっと取り口荒すぎないか?」、「別に反則ではないが、あそこまで執拗に顔面を突っ張るのは汚い感じもするわ」、「2、3発ならまだいいけど10発はさすがにやり過ぎ、相手のこと壊す気かよ」、「リプレー見たら、真正面に思い切りクリーンヒットしてるのも何発かあってゾッとした」、「あれだけ突っ張られたら隆の勝もたまらんよ、最後の一発なんか顎にモロ入ってたし」といった批判が寄せられた。 褒められた取り口ではないと非難されている碧山だが、一部からは「隆の勝が余計な怪我をしたのでは」という指摘も上がっている。転落後の隆の勝は数秒ほどその場にうずくまった後に立ち上がり取組後の一礼を終えたが、その後花道を下がる際に左足を少し引きずるようなそぶりを見せたため、何らかのアクシデントが発生したのではと心配しているファンも少なくなかったようだ。 隆の勝は取組後の報道では特に故障情報は伝えられず、16日の4日目も出場した。幸いにも大事には至らなかったようだが、仮に故障休場に追い込まれていた場合は今以上に碧山への批判が上がっていたことは間違いないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月16日 18時30分
大相撲中継、親方の過激発言に放送席爆笑!「偉い人に怒られそう」現役力士の裏側暴露し話題
15日に行われた大相撲9月場所5日目。NHK中継で初解説を務めた友綱親方(元関脇・魁聖)のコメントがネット上で話題となっている。 注目が集まったのは、平幕・碧山対平幕・阿武咲後の発言。碧山が阿武咲をはたき込みで下した取組終了後、実況アナウンサーは「(碧山とは)同じ1986年生まれですね? どんな思い出が残ってますか?」と向正面解説の友綱親方に話を振る。友綱親方は「仲良くさせていただいて、いい人でしたね」と、碧山は温厚な性格で仲が良かったとコメントした。 ただ、友綱親方はこの直後に「負け込むと怖いんですけどね、怒って」、「支度部屋帰ってくると、誰かを殺すんじゃないかなって顔をしてます。それぐらい気持ちが入ってますね」と、不調時の碧山は性格が変わることを過激な表現を交えて暴露。これを聞いた実況や正面解説・舞の海秀平氏(元小結)を大笑いさせた。 >>大関・貴景勝戦、敗れた力士が土俵下で逆ギレ? 花道取材も拒否の真相は 取組直後の表情が物議<< この友綱親方のコメントを受け、ネット上にも「今の友綱親方、しれっと爆弾発言してなかった?」、「相撲中継で殺すって単語を聞いたのは初めてかもしれない、ある意味放送事故では?(笑)」、「後で偉い人に怒られそうで不安だけど、視聴者としてはめちゃくちゃ面白かった」と面白がる声が相次いだ。 碧山にまつわるコメントで注目を集めた友綱親方だが、この日は中継中に一時“行方不明”になったことも話題となっている。幕内後半の関脇・豊昇龍対関脇・大栄翔戦後、実況はうまく圧力をかけられなかった大栄翔の立ち合いについて友綱親方に質問。ところが、友綱親方はお手洗いのためか、それとも親方業務のためか解説席を離れており反応がなかったため質問を取りやめた。友綱親方は直後の取組が終わった後までには解説席に戻ってきていたが、ネット上には「友綱親方が音もなく突然いなくなってて笑った」といったコメントも散見された。 2006年9月場所~2022年7月場所にかけ過ごした現役時代から、おおらかでユーモアのある性格が知られている友綱親方。引退・親方転向後もその人柄は健在のようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月11日 18時30分
大相撲、平幕・佐田の海が審判に抗議?「出てなかったか」際どい判定に本音を漏らし話題
10日に行われた大相撲7月場所初日。平幕・碧山に敗れた平幕・佐田の海の取組後コメントがネット上で話題となっている。 佐田の海は立ち合いから積極的に前に出たが、土俵際を反時計回りに動きながら引いた碧山についていけず地面にバタリ。行司軍配は碧山に上がったが、佐田の海の体が落ちる直前に碧山の左足つま先が土俵外についていたのではと勝負審判から物言いがついた。 NHK中継では審判が協議する間に取組のスロー映像が流されたが、碧山のつま先がついているのかどうか、映像でもはっきりとは確認できず。結局、1分半ほど協議した審判は「協議した結果、足は残っていました。軍配通り碧山の勝ちといたします」として判定は覆さなかった。 その後、次の取組で戦う力士(平幕・若元春、平幕・遠藤)が土俵に上がったところで、花道担当アナウンサーが佐田の海の取組後コメントを伝える。それによると、佐田の海は当初は「相手の足が残っていたと思いましたので仕方ありません。前に出ていましたし足の感覚もいいので、これを明日以降につなげていきたい」と判定に納得した口ぶりだったというが、取組終了後に中継で再度流されたスロー映像を確認した後に「ん? これは碧山関(のつま先が)出てなかったですか?」と一転して未練をにじませたという。 >>大相撲、大関・貴景勝戦で大誤審?「誰1人気付かないのはおかしい」取組中の映像が物議、朝青龍氏も疑問<< この佐田の海の取組後コメントを受け、ネット上には「リプレーでも分からないほど際どかったから異議を唱えたくなる気持ちは分かる」、「内容だけを見るなら完勝といって過言じゃないくらいの相撲だったからなあ」、「三役の座が久しぶりに見えて来てるだけに、本人としても簡単には負けを認めたくないんだろうな」と同情の声が多数寄せられた。 「佐田の海は2003年3月場所で初土俵を踏んだ35歳のベテランで、かねて父の先代・佐田の海(元小結)のように三役力士となることを目標に掲げている力士。現時点での最高位は西前頭筆頭(2015年7月場所)とわずかに目標に届いておらず、近年は十両から平幕中位~下位の間を行き来していました。ただ、先場所は『11勝4敗』と優勝争いに絡む好成績をマークし、今場所は2015年11月場所以来となる西前頭5枚目に在位。他上位力士の成績にもよりますが、場合によっては悲願の三役昇進も射程圏内となっています。目標実現に向けて先場所と同程度の成績が欲しいだけに、際どい判定に未練をにじませたのもある意味では当然といえるのではないでしょうか」(相撲ライター) 立ち合いから出足鋭く碧山を引かせるなど、相撲内容自体は勝っていたといえる佐田の海。敗戦を引きずらずに切り替えられるかどうかが残り14日間の成績を大きく左右しそうだ。文 / 柴田雅人
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大相撲、碧山の執拗な攻めに「怪我させる気か」と批判 顔面突っ張り連発が物議、対戦相手も「やだなあ」と苦笑い
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2023年09月13日 18時00分
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2023年09月10日 17時00分