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大相撲、碧山が“右フック”で王鵬をKO!「下手したら骨折もの」執拗な顔面張り手・突っ張りに批判

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画像はイメージです

 12日に行われた大相撲1月場所5日目。今場所5勝目を挙げた平幕・碧山が顔面張り手・突っ張りを連発し物議を醸している。

 前日まで「4勝0敗」の碧山はこの日、「0勝4敗」の平幕・王鵬と対戦。碧山は立ち合いから王鵬の胸付近を突いて上体を起こすと、後方に引きながら王鵬の後頭部を右手で強引に押さえつけたたこうとする。さらに、この後も王鵬の顔面や首元に張り手・突っ張りを5回以上繰り出し土俵際に追い込んだ。

 ここから碧山は再度、王鵬の後頭部を右手で押さえながらの引きを見せた後、何とかこらえて前に出ようとした王鵬の顔面に右フックのような強烈な張り手を見舞う。これを受けた王鵬は前のめりに倒れるように体勢を崩し、右上手をつかんだ碧山に全く抵抗できないまま地面にバタリ。ただ、幸いにも脳震とうなどのアクシデントには至らなかったようで、取組後はすぐに立ち上がりしっかりとした足取りで花道を下がった。

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 初日からの連勝を5に伸ばした碧山だが、ネット上には「今日の碧山の取り口は見てて怖かった」、「よく言えば気迫十分、悪く言えば荒すぎるって感じの相撲」、「最後の右フックばりの顔面張り手が一番危なかった、下手したら骨折ものだろあんなの」、「別にルール違反ではないが、顔面付近ばかりしつこく狙うって攻めはどうなのか」といった批判が上がった。

 ファンからひんしゅくを買っている碧山だが、一部からは「こないだの隆の勝戦みたいな乱暴さ」という指摘も上がっている。碧山は昨年11月場所3日目の平幕・隆の勝戦で、立ち合いから押し出しで勝利するまでの間に10回以上顔面への突っ張りを連発。最後土俵下に転落した隆の勝は数秒うずくまるも大事には至らなかったが、重大なアクシデントにつながるリスクもあったとしてネット上では物議を醸した。

 碧山は身長190センチ、体重184キロの巨体を活かした突き押しが持ち味の力士だが、今回の王鵬戦については行き過ぎた攻めだと感じたファンも少なからずいたようだ。

文 / 柴田雅人

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