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関脇・正代、大関には二度と戻れない? 兄弟子電撃退職が今後に悪影響か、今場所前調整も不調

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画像はイメージです

 2002年から2020年まで現役生活を送り、引退後は時津風部屋で後進の指導に当たっていた元関脇・豊ノ島(井筒親方)。4日に発表した日本相撲協会からの退職は大きな話題を呼んだ。

 豊ノ島は4日に自身の公式インスタグラムに投稿し、「本日付で、日本相撲協会を卒業させていただくことになりました。これからはタレント『豊ノ島』として活動させていただきます」、「今年、私も40歳になる年を迎えます。お世話になった日本相撲協会を離れ、外から豊ノ島として、相撲界を応援し、盛り上げたいなと思っております」と協会を退職しタレントに転身することを報告。協会も同日に公式サイト上で豊ノ島の退職を発表している。

 豊ノ島は現役時代から『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)などTV番組への出演は少なくなかったが、タレント転向の前兆や事前報道などはこれまで全くなかった。ネット上には驚きの声を中心に様々な反応が寄せられたが、その中には同じ時津風部屋に所属する関脇・正代の今後に影響するのではという心配のコメントも少なからず見られた。

 >>大関・正代の大不振、原因は糖尿病?「その情報は初耳」貴闘力氏の暴露に驚きの声、関脇転落も不可避か<<

 正代は東京農業大学卒業後に時津風部屋に入門し2014年3月場所で初土俵を踏んだが、同部屋の兄弟子・豊ノ島は入門当初から正代を精力的に指導している。豊ノ島が引退し、親方に転身した後も特に変わりはないようで、引退直後の2020年6月には「関取2人(正代、豊山)にも言いますよ。こういうふうにしたらって言うようにしている」と語ったことも伝えられている。

 豊ノ島の存在もあり正代は2020年9月場所後に大関昇進と出世を果たしたが、昇進後は優勝ゼロ、2ケタ勝利もわずか2回と苦戦続きのまま、2022年11月場所後に大関の座から転落。2023年1月場所は2ケタクリアなら特例で1場所での大関復帰が可能だが、約9年ともに歩んできた豊ノ島の電撃退職が心身に悪影響を及ぼす可能性は決してゼロではないだろう。

 また、時津風部屋は2022年11月場所後に平幕・豊山が引退し、部屋の関取が正代1名のみとなっている。ただでさえ成績不振に苦しんでいる中、兄弟弟子が相次いで部屋を去ったことで稽古の質・量が低下し、今後はずるずると番付を落としてしまうのではという見方も少なくない。

 「正代は豊ノ島が退職を発表したのと同じ4日に時津風部屋で稽古したことが伝えられていますが、報道によると弟弟子の幕下・吉井と三番稽古を行い『6勝2敗』と2度も土をつけられたとのこと。また、稽古中には『あ~、もう!』と声を上げるなどいら立ったような様子も見せたといいますが、1月場所に向け状態は今ひとつ上がっていないようです」(相撲ライター)

 頼れる存在を立て続けに失った正代は低迷し続けるのか、それとも底力を見せ復調するのか。本日8日から始まる1月場所の注目点の一つとなりそうだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
豊ノ島の公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/toyonoshima_daiki/
日本相撲協会の公式サイトより
https://www.sumo.or.jp/

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