豊ノ島
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スポーツ 2023年02月16日 15時30分
元関脇・豊ノ島、現役時代に見た兄弟子の嫌がらせ暴露「マジか、エグって思って」弟弟子が受けた仕打ちにファンもドン引き
元大相撲力士・臥牙丸氏(元小結)が15日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、1月場所前に相撲協会を退職しタレントに転向した39歳の豊ノ島(元関脇/前井筒親方)が登場。動画内での発言が話題となっている。 今回の動画で豊ノ島は現役時代(2002年1月場所~2020年3月場所)を過ごした時津風部屋に入門した経緯や、2020年4月の現役引退直後の心境などを話した。その中で豊ノ島は付け人時代、ある兄弟子が受けた嫌がらせを目の当たりにしドン引きしたという話を明かした。 >>元横綱・朝青龍氏、学生時代から続く因縁を豊ノ島が暴露 「勘弁してください!」入門後に平謝りする羽目になったワケは<< 2001年11月場所後に時津風部屋に入門した豊ノ島は、2004年3月場所後に新十両に昇進。入門から十両昇進までの約2年間が付け人時代ということになるが、当時は「自分のことさえするの大変なのに、他人のこともしなきゃいけないっていうのは大変でした」と、部屋での雑用や関取衆の身の回りの世話に苦心していたという。 その付け人時代の年末、豊ノ島いわく「中堅ぐらいの兄弟子」が実家への帰省を計画。当時の時津風部屋では帰省する際は兄弟子一人一人に「帰らせていただきます」と挨拶回りをすることが慣例だったといい、中堅の兄弟子も事前に移動手段を確保するなど準備を終えた上で挨拶回りを行ったという。 ところが、ほとんどの兄弟子が「おう、分かった」と了承する中、1人だけ「ダメ」と拒否してきた兄弟子が。1人でもNGが出ると帰省はできないため、中堅の兄弟子は「いや、あの、ほんとに帰らせてもらって…」と懇願したという。 しかし、「いや、ダメだから」と最後まで聞き入れてもらえず帰省は取りやめに。一連の流れを目の当たりにした豊ノ島は「マジか、帰れないんだって思って。エグって思って」と内心絶句したという。 豊ノ島が話し終えた後、動画スタッフは豊ノ島に「まだ早いぞっていう?」と、中堅の兄弟子の現状を考えてのことだったのかと質問。だが、豊ノ島は「いや、ただの嫌がらせですよ。普通は帰らせてやれよって思う」と苦笑い交じりに否定していた。 豊ノ島の発言を受け、ネット上には「帰省準備してる力士の邪魔するのは意地悪だな」、「特に理由もなく突っぱねるとかしょうもなさすぎるな」、「そもそも兄弟子の許可ないと帰省できないこと自体がおかしいだろ」といった驚きの声が寄せられた。 「時津風部屋は2007年6月の稽古中に兄弟子から暴行を受け新弟子が死亡し、当時の時津風親方(元小結・双津竜)と兄弟子3名が逮捕されるという事件が発生。上下関係が厳しい角界では若い衆が師匠・兄弟子から厳しい指導やしごきを受けること自体は珍しくありませんが、人命が失われる事態に発展したことで世間には衝撃が走りました。当時の報道によると事件発生時は豊ノ島(当時平幕)、時天空(元小結、当時平幕)ら関取衆は部屋に不在だったといいますが、普段の指導・しつけにも問題があったのではと彼らを責める声も散見されました」(相撲ライター) 今回豊ノ島が明かしたエピソードは暴行死事件から数年前の出来事だが、当時から部屋内では下の者に対する兄弟子の嫌がらせが常態化していたようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について臥牙丸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@gagachannel2207
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スポーツ 2023年02月10日 18時30分
元横綱・朝青龍氏、学生時代から続く因縁を豊ノ島が暴露 「勘弁してください!」入門後に平謝りする羽目になったワケは
元大相撲力士・臥牙丸氏(元小結)が8日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、1月場所前に相撲協会を退職しタレントに転向した39歳の豊ノ島(元関脇/前井筒親方)が登場。元横綱・朝青龍氏にまつわる裏話を明かし話題となっている。 今回の動画で豊ノ島は現役時代(2002年1月場所~2020年3月場所)に印象に残った力士について、複数名を挙げて思い出などを話した。その中で、豊ノ島は3歳年上の朝青龍氏を呼び捨てにしたところ、数年後に仕返しを受けたという話を明かした。 >>元横綱・朝青龍氏が甥・豊昇龍に激怒!「バカやろ」「若いのに恥ずかしい」 千秋楽で勝ち越しも、逃げ腰の相撲にファンも失望<< 朝青龍氏は現役時代(1999年1月場所~2010年1月場所)に優勝25回(歴代4位)、年6場所完全制覇(2005年/史上唯一)など数々の記録を残した名力士だが、入門前は高知・明徳義塾高校に相撲留学していた。高知出身の豊ノ島は中学時代から、当時高校生の朝青龍氏と大会などで顔を合わせる機会が多かったという。 当時の朝青龍氏は周囲から本名「ドルゴルスレン・ダグワドルジ」の一部を取り“ドルジ”という呼び方をされていたというが、豊ノ島も「僕も感覚的にドルジって呼んじゃってたんですよ。悪気なく」と、年下ながら朝青龍氏のことを呼び捨てに。朝青龍氏は呼び捨てにされる度に「この野郎梶原(豊ノ島の本名)!ドルジじゃないだろ、ドルジさんだろ!」と冗談交じりに注意してきたというが、豊ノ島はあまり聞き入れなかったという。 豊ノ島はそこから数年がたった2001年11月場所後に角界入りしたが、入門直後のある日に同期入門の琴奨菊(元大関・現秀ノ山親方)と一緒にいたところ、当時小結だった朝青龍氏と遭遇。朝青龍氏は2人に「頑張れよお前ら」と激励の言葉をかけたが、その去り際に豊ノ島に「おい梶原、ドルジって言ってみろよ」、「三役になったぞ。ドルジって今言ってみろ」と要求してきたという。 角界は「番付が一枚違えば家来同然、一段違えば虫けら同然」という言葉があるほど、番付による上下関係が厳しい世界。入門したての力士が関取を呼び捨てにするのはまずあり得ない行為で、豊ノ島は「いやいや、すみませんでした」と平謝りして何とかその場を逃れたという。 「マジか…まだ根に持ってたんだ…」と内心驚いたという豊ノ島だったが、朝青龍氏は新横綱昇進(2003年1月場所後)直後の巡業でも、風呂場で出くわした豊ノ島に「梶原、横綱になったぞ。ドルジって言ってみろ」と要求。豊ノ島は「いやいや勘弁してください!すみませんでした!」と再び平謝りしたという。 豊ノ島の発言を受け、ネット上には「入門前の無礼を入門後に仕返しって根に持ち過ぎだろ」、「数年越しに同じことやり返すのは執念深すぎる」、「少年時代のやり取りが遺恨みたいになるのはさすがに予想できない」、「2度目の要求の方がキツイな、横綱なんか絶対呼び捨てにできんだろ」といった驚きの声が寄せられた。 「朝青龍氏はやんちゃでふてぶてしい性格の持ち主で、現役時代には複数の力士と遺恨があったことでも知られています。特に有名なのは旭鷲山(元小結)との因縁で、朝青龍氏は2003年5月場所で敗れた際、旭鷲山の立ち合い手つきが遅いとしてわざと肩をぶつけにいくなどして物議を醸しました。翌7月場所の対戦ではまげつかみの反則で負けた取組後に帰りの車に乗り込む際、たまたま近くにあった旭鷲山の車のサイドミラーを肘打ちで破壊。師匠・高砂親方(元大関・朝潮)が弁償を余儀なくされるという騒ぎも起こしています」(相撲ライター) 動画内では「若いってよくないな。将来のことまでちゃんと見据えとかないと」と苦笑交じりに語ってもいた豊ノ島。朝青龍氏に対する過去の行いを今でも後悔しているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について臥牙丸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@gagachannel2207
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スポーツ 2023年02月02日 19時30分
元横綱・稀勢の里の引退、正代がきっかけだった? 圧勝するも致命的問題を自覚、兄弟子が明かした裏話に驚きの声
元大相撲力士・臥牙丸氏(元小結)が1日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、1月場所前に相撲協会を退職しタレントに転向した豊ノ島(元関脇/前井筒親方)が登場。元横綱・稀勢の里(現二所ノ関親方)の引退にまつわる裏話を明かし話題となっている。 今回の動画で豊ノ島は臥牙丸氏との過去の思い出話や、親方時代(2020年4月~2023年1月)に他の親方衆から聞いた相撲の考え方などを話した。その中で、豊ノ島は稀勢の里から聞いた話として、元大関・正代(現関脇)と対戦した際に引退が頭によぎったという話を明かした。 >>大相撲、貴景勝戦中の一部観客に「マナー悪すぎ」ヤジ連発で怒りの声 取組も3度ストップ、原因はルール緩和?<< 稀勢の里は2002年3月場所の初土俵から2019年1月場所での引退まで現役生活を過ごし、優勝2回、年間最多勝1回を記録。この間、豊ノ島の弟弟子でもある正代とは通算8度対戦し「7勝1敗」と大きく勝ち越している。 その稀勢の里から豊ノ島は「けがした後になかなか相撲がうまくいかない時に、うちの部屋の正代と対戦して。一発で持っていって、立ち合いから一気に持っていって勝った」、「なのに『あ~もう俺、引退近いな』って思ったって」という話を過去に聞かされたと明かした。 この話を聞いた臥牙丸氏は「(理由が)全然分からない。力がある証拠じゃないですか」と首をかしげたが、豊ノ島は真意について「一気に持っていく相撲でしか正代に勝てないと思ったんだって」、「しっかり止まって組んで勝つということがもう自分にできなくなってるって」と説明。稀勢の里は得意の左四つに組み止めてからの攻めを武器に横綱まで上り詰めたが、そのスタイルを貫けなくなっていることを正代戦で自覚し先が長くないことを悟ったという。 豊ノ島が明かした稀勢の里の裏話を受け、ネット上には「引退までの過程に正代が絡んでるのは知らなかった」、「完勝したのに持ち味出せてないから厳しいって常人じゃ分からない考えだな」、「結果的にその悪い予感が当たってたのも凄いわ、怪我以降はほぼまともに稼働できなかったし」といった驚きの声が寄せられた。 「稀勢の里の頭に引退がよぎった正代戦は、豊ノ島の発言を踏まえると2017年7月場所4日目の対戦だと思われます。稀勢の里は同年3月場所で優勝するも左上腕、左大胸筋を損傷する大けがをし、翌5月場所は『6勝5敗4休』とけがの影響で途中休場。迎えた7月場所も正代戦こそ立ち合いから前に出て危なげなく勝利しましたが、翌5日目の取り組みで左足を痛め『2勝4敗9分』と2場所連続で途中休場しました。稀勢の里はその後2018年9月場所(10勝5敗)でしか皆勤できないまま、2019年1月場所4日目に引退を表明しています」(相撲ライター) 稀勢の里は引退会見の中で「自分の相撲が取れなくなっていた。けがをする前の自分に戻ることはできなかった」と語っていたが、その背景に正代戦の完勝が絡んでいたことに驚いたファンも少なくなかったようだ。 引退後の稀勢の里は親方業務の傍らメディア出演も度々こなしており、明日2月3日も『ぽかぽか』(フジテレビ系)にゲスト出演を予定している。タレント転向した豊ノ島と角界外で共演というのも将来的には十分あり得そうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について臥牙丸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@gagachannel2207
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スポーツ 2023年01月08日 11時00分
関脇・正代、大関には二度と戻れない? 兄弟子電撃退職が今後に悪影響か、今場所前調整も不調
2002年から2020年まで現役生活を送り、引退後は時津風部屋で後進の指導に当たっていた元関脇・豊ノ島(井筒親方)。4日に発表した日本相撲協会からの退職は大きな話題を呼んだ。 豊ノ島は4日に自身の公式インスタグラムに投稿し、「本日付で、日本相撲協会を卒業させていただくことになりました。これからはタレント『豊ノ島』として活動させていただきます」、「今年、私も40歳になる年を迎えます。お世話になった日本相撲協会を離れ、外から豊ノ島として、相撲界を応援し、盛り上げたいなと思っております」と協会を退職しタレントに転身することを報告。協会も同日に公式サイト上で豊ノ島の退職を発表している。 豊ノ島は現役時代から『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)などTV番組への出演は少なくなかったが、タレント転向の前兆や事前報道などはこれまで全くなかった。ネット上には驚きの声を中心に様々な反応が寄せられたが、その中には同じ時津風部屋に所属する関脇・正代の今後に影響するのではという心配のコメントも少なからず見られた。 >>大関・正代の大不振、原因は糖尿病?「その情報は初耳」貴闘力氏の暴露に驚きの声、関脇転落も不可避か<< 正代は東京農業大学卒業後に時津風部屋に入門し2014年3月場所で初土俵を踏んだが、同部屋の兄弟子・豊ノ島は入門当初から正代を精力的に指導している。豊ノ島が引退し、親方に転身した後も特に変わりはないようで、引退直後の2020年6月には「関取2人(正代、豊山)にも言いますよ。こういうふうにしたらって言うようにしている」と語ったことも伝えられている。 豊ノ島の存在もあり正代は2020年9月場所後に大関昇進と出世を果たしたが、昇進後は優勝ゼロ、2ケタ勝利もわずか2回と苦戦続きのまま、2022年11月場所後に大関の座から転落。2023年1月場所は2ケタクリアなら特例で1場所での大関復帰が可能だが、約9年ともに歩んできた豊ノ島の電撃退職が心身に悪影響を及ぼす可能性は決してゼロではないだろう。 また、時津風部屋は2022年11月場所後に平幕・豊山が引退し、部屋の関取が正代1名のみとなっている。ただでさえ成績不振に苦しんでいる中、兄弟弟子が相次いで部屋を去ったことで稽古の質・量が低下し、今後はずるずると番付を落としてしまうのではという見方も少なくない。 「正代は豊ノ島が退職を発表したのと同じ4日に時津風部屋で稽古したことが伝えられていますが、報道によると弟弟子の幕下・吉井と三番稽古を行い『6勝2敗』と2度も土をつけられたとのこと。また、稽古中には『あ~、もう!』と声を上げるなどいら立ったような様子も見せたといいますが、1月場所に向け状態は今ひとつ上がっていないようです」(相撲ライター) 頼れる存在を立て続けに失った正代は低迷し続けるのか、それとも底力を見せ復調するのか。本日8日から始まる1月場所の注目点の一つとなりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について豊ノ島の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/toyonoshima_daiki/日本相撲協会の公式サイトよりhttps://www.sumo.or.jp/
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スポーツ 2022年07月09日 11時00分
CM出演の元横綱・白鵬、なぜまだちょんまげ姿? 引退力士の断髪事情、3年近く待たされたケースも
5日から全国で放映されている『本麒麟』(キリンビール)の新CMに、タレントのタモリ、俳優の江口洋介と共に出演している元横綱の白鵬(現間垣親方)。同CMにネット上から疑問の声が上がっている。 CMは白鵬がタモリ、江口に「ネクタイを外した後のお酒はおいしいですね」と笑顔で語った後にグラスを傾けるという内容だが、注目が集まったのは白鵬のまげ姿。「あれ? 白鵬って確かもう引退したはずでは?」、「相撲に疎いからよく分からんが、現役退いたのに何でまだちょんまげなんだ?」と、まだまげを結っていることを不思議に思う視聴者が少なからず見受けられた。 >>横綱・白鵬に貴乃花親方が激怒「一番後ろに行け!」 大麻解雇・貴源治が巡業中のトラブルを暴露、その後も遺恨は残り続けた?<< 「相撲ファン以外の方はほとんど聞きなじみがないとは思われますが、引退力士は自身の家族や所属部屋の師匠・関係者などに鋏(はさみ)を入れてもらってまげを落とす『断髪式』を行うことが慣例で、式を迎えるまではまげをそのままにしておくことが一般的。今回注目を集めた白鵬も引退・親方転向自体は2021年9月場所後でしたが、まだ断髪式を終えていないためまげ姿のままということになります」(相撲ライター) 大正時代から慣例になったとされる断髪式だが、式を行うこと自体に基準や条件などは特に設けられていない。ただ、不祥事で引退を余儀なくされた力士の場合は、式自体を行わずに自主的に断髪を行うケースもある。 一方、白鵬のように関取として長く活躍した力士、具体的には関取(幕内・十両)を30場所以上務めた力士は、断髪式に横綱の綱締め実演や力士の取組といったプログラムを加えた「引退相撲」を両国国技館で行うことが可能となる。 東京場所(1、5、9月)後の土日に行うことが原則とされる国技館での引退相撲は、入場料などの収入が全て引退力士の懐に入るため、引退後に親方に転身する力士にとっては今後の活動資金を確保する意味でも重要度が高いとされている。それゆえ、通常は引退から半年~1年以内とそこまで時間を空けずに行われることがほとんどだ。 ただ、2020年から続く新型コロナ禍により、昨今は引退力士が引退相撲を行うまでに1年以上かかるケースが続出している。直近では5月場所後の同月28日に元関脇・豊ノ島(現井筒親方)、翌29日に元関脇・安美錦(現安治川親方)がそれぞれ国技館で引退相撲を行っているが、2020年4月引退の豊ノ島は約2年、2019年7月引退の安美錦は約3年の期間を要した。 開催日時の原則や世情も絡み、日程調整に苦労する元関取が相次いでいる引退相撲。今回注目を集めた白鵬も現時点では日程は決まっておらず、一部報道では2024年までずれ込むのではないかという見方もある。“まげ付き親方”からの脱却はもうしばらく先の話になりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月28日 11時00分
横綱・鶴竜の引退で先輩親方にとばっちり? 名跡を巡り懸念される困難、白鵬の動向も命運を左右か
24日に日本相撲協会から現役引退・親方転身が発表され、翌25日に引退会見を行った横綱・鶴竜(陸奥部屋)。師匠・陸奥親方(元大関・霧島)と共に臨んだ引退会見で、引退決断の経緯や今後の抱負を述べて土俵に別れを告げた。 会見終了後に時津風部屋の部屋付き親方・井筒親方(元関脇・豊ノ島)が、鶴竜に花束を渡したことも話題となった引退会見。ただ、同じ時津風一門の横綱を労ったその井筒親方に廃業の危機が迫っているという見方が一部で浮上している。 >>横綱・鶴竜の引退会見に批判相次ぐ 白鵬の現役続行を熱望?「横審は辞めさせにかかる」の声も<< 「現井筒親方が保持している『井筒』の名跡は、もともとは鶴竜の前師匠だった先代井筒親方(元関脇・逆鉾)が持っていた名跡。2019年9月に先代親方が亡くなってからは遺族が所有者となっており、現井筒親方は遺族から名跡を借りる形で2020年4月に襲名しました。ただ、先代親方とその遺族は鶴竜が『井筒』を継ぐことを強く希望しており、先代の死で井筒部屋消滅、陸奥部屋移籍を経験した鶴竜も自身が取得して井筒部屋を再興する意思が固いとされています。そのため、具体的な時期は不明ですが現井筒親方はいずれ鶴竜に返す約束で名跡を借りたといわれています。となると、鶴竜が現在のしこ名のまま親方を務められる今後5年の間に新たな名跡が取得できなければ、現井筒親方は本人の意思に関係なく協会を去らなければいけない状況に追い込まれます」(相撲ライター) 現行制度において親方は『最高位が小結以上』、『通算20場所以上の幕内在位』、『通算30場所以上の関取在位』のいずれかを満たし、定数105個の年寄名跡のうち1つを保持する日本国籍力士のみが転身できる。鶴竜は名跡保持のみ条件を満たしていないが、名跡を取得していない横綱が引退後5年に限り現役時の四股名のまま年寄を名乗ることができる『現役名年寄』制度により“鶴竜親方”として転身している。 「井筒」を返還する約束が本当ならば、現井筒親方は鶴竜が“鶴竜親方”として活動できる今後5年の間に代わりとなる新名跡を取得する必要がある。ただ、手に入らなかった場合は鶴竜に名跡譲渡後、そのまま廃業となる可能性が濃厚だ。 一刻も早い新名跡の取得に迫られているといえる現井筒親方だが、現在空き名跡となっているのは計105個の中で「君ヶ濱」、「間垣」の2個のみ。ただ、「君ヶ濱」は平幕・隠岐の海が所有し、「間垣」も3月場所前に横綱・白鵬が取得を進めていると伝えられたため実質的にはゼロといえる。 そのため、現井筒親方は協会が定める定年(65歳、希望者は70歳まで)を迎えた親方から名跡を譲ってもらう方向で動く必要がある。ただ、定年を迎える親方は一般的に同部屋の力士を優先して名跡を継がせる傾向が強いといわれている。そのため、自身が所属する時津風部屋では今後5年名跡が空く予定がない現井筒親方が、部屋外の親方から名跡を渡してもらえるかは不透明な状況だ。 茨の道になることが予想される現井筒親方の新名跡探しだが、この状況が一発で解決しそうな展開もある。それは「間垣」取得に動く白鵬に「一代年寄」制度が認められること。同制度は現役時代に顕著な成績を残した横綱に対し協会が本人のみの一代に限って、四股名をそのまま年寄名跡として使用し親方業に転身することを認めるもの。20回以上の優勝が暗黙の基準といわれているが、44回の優勝を誇る白鵬は条件を十分満たしている。 仮に一代年寄が認められれば、取得に動いている「間垣」は一転して空き株となる。そうなると、白鵬と仲が良くバラエティ番組でも何度も共演している現井筒親方にとっては、新名跡取得に向け動きやすい状況が整うといえるだろう。 明るい性格や丁寧な指導には定評があり、時津風部屋所属・正代の大関昇進(2020年9月場所後)にも大きく貢献したといわれている現井筒親方。部屋としても同親方を失うことは避けたいところだろうが、新名跡探しは今後どのような展開となるのだろうか。文 / 柴田雅人
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