小沢氏は、自民党の奥野信亮衆議院議員が『AERA.dot』(朝日新聞出版)のインタビューで、「山上(徹也)容疑者は家庭がしっかりとしていれば、こういうことは起こらなかったのではないかと個人的には思う」と語ったことに、「要は『統一教会と癒着して何が悪いんだ、悪いのは騙される方』という壮絶な宣言。凄まじい。影響は根深すぎる」と猛批判した。
>>ひろゆき、旧統一教会批判の公明党議員に「公明党代表もこれぐらい言えばいい」と皮肉<<
奥野氏は「日本・世界平和議員連合懇談会(平和議連)」の会長代行を務める人物。この団体は旧統一教会の友好団体と自民党の国会議員らで作られており、いわば奥野氏は、自民党内で旧統一教会との繋がりが最も深い人物の一人と言える。
小沢氏の批判に対し、ネット上では「自民議連までそんなことを。統一教会ではなく、騙された方が悪いと?心が痛くなるよ」「こんな内容趣旨のことを平気で答弁するような人間が自民党内にゴロゴロいては、霊感商法や悪徳商法に騙され過去に被害被った人たちはみなたまったもんじゃないね…」といった声が聞かれた。
一方で、奥野氏の発言はあくまでも、事件の背景を山上容疑者の家庭環境に求めるものである。小沢氏が書き込んだように、「悪いのは騙される方」といった踏み込んだ言い方はしていない。そのため、「(小沢氏の)脳内変換が恐ろしい」「言ってもいない事、想像力で補うのやめて貰えます?」といった指摘も聞かれた。
小沢氏は、ツイッター上では連日のように政権と自民党批判を繰り広げている。自民党と旧統一教会の繋がりを巡る問題はホットなトピックとは言え、今回も「批判ありき」の書き込みと受け止めてしまったネットユーザーも一定数いるようだ。
記事内の引用について
小沢一郎氏のツイッターより https://twitter.com/ozawa_jimusho