自民党
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社会 2023年09月14日 18時00分
「おぐらが斬る!」岸田首相は内閣改造で何を考えているか?
13日に発足した第2次岸田再改造内閣は、改造前の閣僚19人のうち13人が交代した。新たに入閣した13人のうち、再入閣は外相に起用される上川陽子元法相と、新藤義孝元総務相の2人だけである。派閥別に見ると、安倍派4人、麻生派4人、茂木派3人、岸田派2人、二階派2人、谷垣グループ1人、無派閥2人、公明党1人と、まあバランスはとれている。女性閣僚は5人と過去最多とはいえ、第1次小泉内閣や第2次安倍改造内閣も、女性閣僚が5人だったこともあり、特に目新しさは感じない。特に女性閣僚で初入閣は3人だが、加藤鮎子氏の父は加藤紘一元幹事長、土屋品子氏の父は土屋義彦元参院議長、自見英子氏の父は自見庄三郎元郵政相で、3人とも2世議員だ。女性議員としては、新しく外務大臣に任命された上川陽子元法相は、ちょっと面白い人で東大からハーバード、そして米国の上院議員の政策スタッフを勤めている。そして96年の衆院選で初出馬するのだが、無所属の泡沫候補だったせいか大敗するのだ。ところが2000年の衆院選では、自民党に入党していたが、再び無所属で出馬し、自民や公明の立候補者を破って当選。しかし自民党を除名されてしまうというなかなかの波乱万丈ぶりだ。もちろんその後、自民党に復党している。この上川陽子氏と外務大臣を交代した林芳正氏は、つい先週もゼレンスキー大統領と会うなど、外交の顔になっていて、中国にも強かっただけに、ちょっともったいないような気もするが・・・岸田首相が最後まで悩んでいたのが、岸田首相自身の最大のライバル、茂木敏充幹事長をどうするかであったという。岸田首相としては、幹事長という絶大な権力を持つポストから茂木氏を外すつもりだったようなのだ。しかし麻生太郎副首相が、茂木氏の続投を望んでおり、麻生副首相の顔を立てることにしたようだ。ただ岸田首相は、茂木氏の力を削ぐために、同じ茂木派の有力議員、小渕優子氏を党4役の選挙対策委員長にしたのだ。この小渕優子の父親は、ご存じ第84代内閣総理大臣の小渕恵三氏である。いま小渕優子氏は、茂木派だが日本初の女性首相候補で、森元首相がプッシュしているのは有名だ。また、党4役に茂木派2人というのは、他派閥からの嫉妬を呼び、茂木氏と小渕氏の関係は決して良好ではなく、小渕氏が抜擢された選対委員長は、茂木幹事長とともに国政選挙や知事選など、候補者調整の中心役なのだ。茂木幹事長はやりにくいであろう岸田首相が解散総選挙をやるかどうかは、まだ不明。しかし岸田首相の脳内には、解散総選挙より、来年9月にある総裁選が重要となる。総裁選に有利になるなら解散総選挙をやるし、不利になるならやらないと考えているに違いない。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年08月26日 18時18分
「おぐらが斬る!」自民党支持率下落続き、野党は共闘できず 増える「支持なし」
岸田内閣の支持率が下がり続けている。19日・20日にANNが調査した世論調査によると、岸田内閣を「支持する」と答えた人は33.4%。4カ月連続で下落中だ。来月中旬あたりで検討されている内閣改造で、支持率回復を狙いたいが、現状ではなかなか難しそうだ。ANN世論調査によると、自民党の政党支持率は39.4%、40%割れは2020年5月の調査以来で、内閣だけではなく自民党もいま人気がない。一方、野党はというと、やはり支持率は伸び悩んでいる。解散総選挙をにらんで野党共闘をやりたいところだが、代表選が行われている国民民主党の玉木代表は、立憲民主党に対し「共産党と組んでいるような政党とは協力しない」とし、前原代表代行は「非自民・非共産での野党協力」と、どちらにしても立憲民主が共産党と選挙協力をすれば、立憲民主と国民民主は組むことはなさそうだ。唯一支持率が10%を超えている日本維新の会の馬場代表は、野党第1党目指して独自候補を擁立する方針で、共産党に対しては「なくなったらいい政党」と手厳しい。立憲民主の泉代表は「次の選挙で野党間の候補者調整を進めていきたい」としているが、共産党の志位委員長は「(政策合意を含む)【本気の共闘】が必要」、小池書記長は「選挙協力ではない候補者調整は受け入れない」と、立憲民主に対して共闘じゃないと、候補者調整しないよという構えだ。立憲民主としては、議席欲しさにこれ以上共産党と組めば、他の野党からますます距離を置かれ、かといっていま選挙協力してくれそうなのは、共産党くらいしかいない。ANN調査の政党支持率を見てみると、維新10.3%、立民6.7%で他の野党は2~3.5%程度。ただし「支持政党なし」は2カ月連続上昇で、25.6%となっている。この「支持政党なし」が増えているのは「政治へのあきらめ」や「無関心」の現れだろう。また、いま魅力ある政治家がいない。かつて功罪はともかくもはや伝説と言っていい田中角栄氏や、小泉純一郎氏、民主党が自民党から政権を奪ったとき、民主党の面々は魅力的にうつったはずだ。その後の安倍晋三氏は「安倍一強」と言われ、野党支持者からは「アベ政治を許さない」などと言われ、ある意味アンチも含めた人気があった。いまはどうだろう。与党にも野党にも「この人ならば」という期待感を持たせてくれる人はどれほどいるのだろう。それともこれから出てくるのだろうか?このままだと、ずるずると国民の政治離れが進んでいきそうだ。日本の政治はこれでいいのだろうか。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年08月08日 19時01分
「おぐらが斬る!」自民党スキャンダル続々 岸田政権の足を引っ張る自民党議員たち
8月4日、東京地検に収賄の疑いで強制捜査を受けた秋本真利(まさとし)議員47歳。問題となっているのは秋本議員が推進してきた「脱原発」を掲げる洋上風力発電事業の収賄容疑だ。秋本議員はその事業に参入を目指す会社から、約3000万円もの資金提供を受けていた疑いが持たれている。これまで何度も起こっている『政治と金をめぐる疑惑』と言うヤツだ。秋本議員は自民党で一二を争うほどの「再生可能エネルギー通」と言われてきた。2017年には国土交通省の政務官に就任。2017年には洋上風力発電の普及拡大に力を注ぎ、「再エネ海域利用法」成立に一役買った。突如浮上した収賄疑惑は風力発電大手の『日本風力開発』から3000万円の資金提供を受け取り、そのうち1000万円は議員会館で直接現金で受け取ったとみられている。資金提供をしていたとされる『日本風力開発』は、政府が2020~2021年にかけて入札を実施した洋上発電事業の参入を目指していたが落選。その後、秋本議員への金の受け渡しがはじまったらしい。洋上風力発電は巨額のお金が動くビジネスである。秋本議員は国会で選定基準の見直しを求め『日本風力開発』を有利に導こうとしたと見られている。秋本議員は、昨年8月に外務政務官に就任したが、この問題で今年8月4日に辞任。8月5日に自民党を離党した。この辞任と離党は「実はやっていました」ということなのだろう。さてこの時期の収賄騒ぎに頭を痛めているのは岸田内閣だ。マイナカードの迷走。岸田総理の長男翔太郎氏が首相公邸でバカ騒ぎをして、総理秘書官を辞めることになった問題。サラリーマン増税問題。木原官房副長官の妻が、元夫の死に関係しているのではという疑いと、木原氏が捜査に圧力をかけたのではないかという週刊誌の報道。自民党女性局が実施したフランス研修でのおふざけ写真問題。それに加えてこの秋本議員の汚職問題である。立て続けのスキャンダルで、岸田内閣の支持率は低迷中なのだ。秋に解散総選挙どころか年内解散も打てないのではないだろうか。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年08月02日 19時02分
「おぐらが斬る!」自民党女性局フランス研修叩き 麻生氏菅氏もやられた「楽しむ政治家」バッシング
自民党女性局が実施したフランス研修で、リュクサンブール宮殿やエッフェル塔などでの記念写真がSNSに投稿され、何かと騒ぎになっている。自民党の女性局の一行は少子化対策や、政治における女性活躍などについて、国会議員などと意見交換を行う3泊5日の研修旅行であった。ところが、参加者らがエッフェル塔での記念写真や、食事の写真を投稿すると「税金で観光旅行かよ」「一般人は海外なんていけないのに」「研修という名の遠足」「庶民感覚とズレている」などなど、批判が殺到した。これら批判で思い出すのが、2008年麻生太郎氏が総理大臣であった時代、麻生氏がホテルのバーに通っていたことが報道され、「庶民的じゃない!」などと大バッシングを受けたことがある。ちなみにこのとき麻生元総理が飲んでいた酒は一杯1500円程度、一国の首相が飲む酒として高いか安いかは、みなさんの判断次第。また「高級ホテルが~」という人もいたが、首相の場合SPが5~6人付く。セキュリティのことを考えても、結局ホテルのバーは安上がりなのだが、叩きたい人には関係ない。他にも菅前総理が、まだ安倍元首相の官房長官時代に、ホテルニューオータニにあるレストランの常連で、テレビで「3000円のパンケーキが大好物」と報じられると、たちまちネットで「金銭感覚が欠如している」と炎上したことがあった。どうやら日本の閣僚は、ホテルで一杯1500円の酒や1枚3000円のパンケーキが大好きと報道されるだけで「庶民的じゃない」「金銭感覚が欠如」と、バッシングされてしまうらしい。総理や官房長官がホテルで酒を飲んだり、高いパンケーキを食べたりしているだけで、脊髄反射的に「けしからん!」と叩く人たちがいるということを、今回フランスにいった女性議員たちは、学習していなかったということになる。ここらへんがSNS社会の怖い所で、政治家が楽しんでいる写真を見て、脳が沸騰してしまいバッシングする国民が一定数いるのだ。現代に生きる政治家ならそのことをよく理解しておかないといけない。そしてどんなにいいことをSNSに書いたとしても、それでも叩く人が一定数いることも忘れてはいけない。仮に「今日のごはんは立ち食いソバ」と書いても「今度は庶民派アピールかよ」などと叩く人はいるのだ。だから政治家は一般人以上の「SNSリテラシー」が必要になってくる。自民党女性局の皆さんも、今後はもっと気をつけるべきだろう。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年07月31日 10時55分
ひろゆき、自民党女性局フランス研修に「現段階で責めるのは間違い」強烈な皮肉で反響
31日、実業家のひろゆきこと西村博之氏が自身の公式ツイッター(X)アカウントに投稿。物議となっている自民党女性局員の写真に鋭い指摘をし反響があった。 ひろゆき氏は『毎日新聞』のWEBニュースを引用リツイートし投稿。同記事では、自民党の女性局長・松川るい参院議員や今井絵理子参院議員ら38人が7月下旬から「フランス研修」として訪仏、エッフェル塔をまねたポーズで撮影した写真などをSNSで公開し、「社員旅行」と指摘されていることを伝えていた。 >>ひろゆき「大阪万博を辞めれば良いんじゃ?」残業規制の除外要請の協会を“お金が足りない”とバッサリ<< SNSユーザーからこの研修に疑問の声が相次ぐ中、ひろゆき氏は「自民党女性局議員38人のフランス研修の意義の有無を、現段階で責めるのは間違い。」と投稿。その理由として、「次期国会に『女性が活躍する議員立法案』を出せるか?で決まると思います。法案が出なければ、38人は『税金を無駄遣いしてる無能議員リスト』に入ります。」と意見し、「議員立法期待してますよー」と綴った。 この皮肉めいたコメントにSNSからは「ホントこれ」「これこそ、本件についての正論と絶賛」と納得の声の中、「これ五年ぐらいやってるそうなのにいまだに成果出てないから無理っす」「議員立法はフランスに行かなくてもできるぞ」「似通った憲法のドイツであるとか、より女性の権利が強い北欧各国であるとか、訪問先はもっと選べたと思うんですけど…」といった指摘も集まっていた。 研修に参加した中には税金を使っていないと主張している議員もいるようで、炎上が続いている本件。波紋が広がっているようだ。記事内の引用についてひろゆきの公式Twitterよりhttps://twitter.com/hirox246
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社会 2023年04月12日 22時00分
「おぐらが斬る!」統一地方選前半戦 維新の躍進と左派政党の凋落
統一地方選の前半戦が終わった。関西において「維新」の活躍が目立った。維新は大阪府知事、大阪市長選の両方を制し、大阪市議選では、吉村洋文知事が「市議選で過半数を得られなければ代表を辞任する」と明言していたのだが、目標達成、知事も続投である。維新は同じ関西の奈良県知事選でも勝利。奈良は、自民現職の荒井正吾知事と高市早苗経済安保相の後押しで出馬した平木省氏による保守分裂となったが、結果は以下の通り・山下真(54)維新 26万6404票 当選・平木省(48)自民県連推薦 19万6729票・荒井正吾(78)自民の一部が支援 9万7033票このように自民党が分裂していなければ、票数だけをみれば自民が勝てた選挙であった。ところが、安倍元首相の後ろ盾を失った奈良県議連会長の高市早苗は、安倍元首相遭難の地であるの奈良で、調整がうまくできなかった。さて自民党全体としては、41の道府県議会議員選挙で、定員2260のうち自民党は1153議席を獲得。定員全体の過半数を確保。なんとか逃げ切った形だ。立民は、徳島で自民が三分裂していたのに候補者を立てられなかった。大分でも候補者をまとめきれず自主投票となった。立民は、民主王国と言われた北海道で、唯一自民と激突したが惨敗。結果、立憲民主党は185議席を獲得し、選挙前の178議席から7議席増やしたが、埋没観は否めない。公明は微増。国民民主は維持。社民は3議席減。日本維新の会と大阪維新の会は、選挙前の倍以上の124議席を獲得。関西以外にも議席を得た。ちょっと驚いたのは共産党だ。99議席あったのが75議席と、選挙前より24議席も下回った。共産党は2023年に入ってから、党首公選制を求める2人のベテラン党員を除名している。改革案をあげた党員を敵とみなしたのだ。この影響が大きいと思われるがそれだけではあるまい。在任22年目の志位委員長が地位に執着してか変わらぬ体制。支持者は高齢者ばかりで若者が少ない。これは今回議席を倍増した維新と真逆といっていい。松井一郎前代表は、上り調子のこの時期にあっさり引退、支持層の過半数は50代以下だ。支持層の年代では立民も社民も高齢者が中心。面白いことに立民と同じ母体である国民民主は、18歳~20代の支持層が圧倒的に多い。創価学会が支持母体の公明党も、支持層の高齢化が進んでいる。今回の維新の躍進と共産や左派政党の凋落は、支持者の年齢層が関係しているのかもしれない。左派政党のイデオロギーや主張にリアリティがなく、現役世代に見放されつつあるのではないか。また維新の躍進は、大阪でやっている改革政策が、大阪以外の人に認められつつあり、さらに自民以外の政党を選びたい無党派層の受け皿になっているからだろう。そして左派があれほど嫌った安倍元首相亡き後の凋落は、なんとも言いようがない。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年04月01日 17時00分
高市大臣の言葉に絶句し口パクパクの杉尾議員だけでない、答弁で絶句し野党も呆れて退席した北村誠吾議員
政治的公平を巡る総務省の内部行政文書を巡る問題で、自民党の高市早苗氏を舌鋒鋭く追及しているのが、立憲民主党の杉尾秀哉氏と小西ひろゆき氏だろう。 特に、杉尾氏の追及に対して高市氏が「私を信用できないなら、もう質問はなさらないでください」とピシャリを言ってのけ、杉尾氏が絶句、なにか話そうとして口をパクパクさせていたことも話題となっている。 今回の杉尾氏のように、答弁のやりとりで絶句してしまった議員として思い出されるのが自民党の北村誠吾衆議院議員だ。 >>立憲・小西議員、高市大臣に「速やかに辞職すべき」 総務省“行政文書”認める方針受け、SNS投稿が物議<< 北村氏はもともと“答弁下手”なようで、2020年に地方創生・規制改革担当大臣を務めていた時には、公文書管理について野党の立憲民主党から質問を受けたが、全く答えられなかった。 その内容は、「桜を見る会」の名簿の一部が白塗りにされていたことが公文書の改ざんにあたるかどうかを問われ、当初北村氏は「刑法上の問題はない」と回答するが、「私の思い」「内閣府から改ざんではないと説明を受けた」などと答弁を二転三転させる。その後の予算委員会でも、公文書管理に関する基本的な質問にも答えられず、野党議員が呆れて途中退席し、審議が打ち切りとなってしまう。 北村氏は翌週にリベンジ戦に望む。週末の秋田県への出張を取りやめるなどして準備に挑んだ。1時間遅れで始まった審議だが、こちらでもまともに質問には答えられなかった。この回は公文書管理に詳しい政府参考人のサポートも受けたものの、質疑は噛み合わず、やはりリベンジは果たせなかった。 北村氏がこの件で立場を追われることはなかったが、大きな失態を残してしまったと言えるだろう。このほか、北村氏は国会中の居眠り姿が複数回に渡って報道されたほか、国会の欠席回数や出席率の悪さなどが報じられたことも。やはり国会議員は態度や振舞いが大きな評価軸の一つと言えるかもしれない。
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社会 2022年12月14日 10時30分
金子元議員、防衛費増大に伴う増税案「自民党内で8割は反対している」内情を明かす
12月13日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、岸田文雄首相が防衛費増額を補うための増税を明言したトピックが取り上げられた。 この動きには、高市早苗経済安全保障担当相が罷免を覚悟で真正面から批判を行い、物議を醸している。 >>防衛費増額に「現状維持にお金掛かるの?」バービーの疑問に呆れ声 『ひるおび』出演者からフォローも<< これを受け、元衆議院議員の金子恵美氏は「防衛力強化のためのいわゆる、財源っていうのは一体的に議論するということは、前々から総理はおっしゃっていて。政策進める上での安定財源を確保するっていうのは責任ある姿勢だと思います」と一定の評価を与えた。 一方で、「ただ私、昨日実は岸田派の人と一緒にいたんですけど、岸田派の人はやっぱり総理派閥なので『国債ということでは無責任だ。やっぱり増税というのを真正面から言うべきだ』という人もいます」と裏事情を明かした。 さらに、今回の増税案には自民党内では反対派や慎重派が約7割を占めるという一部報道には、金子氏は「もっと多いと思います。肌感覚的には8割は反対していると思っていて」とコメント。「増税というのは慎重に考えないといけない。ここで増税論を議論し尽くしているかということを。そこら辺に対して不満を持っている与党の人もいますし、根回し的なところももっと丁寧にやって欲しい」と話し、与党の自民党の中にも岸田氏の動きや考えを良く思っていない人物がいると裏事情を明かした。 また、画家の中島健太氏は、岸田氏が防衛費増大の理由に「今の平和で豊かな暮らしを守るため」と述べたことには「まさしくやり方が霊感商法みたいなんですよ」と舌鋒鋭く批判した。 これには、ネット上で「防衛費増加と国民の豊かな暮らしって全然繋がらないんだけど」「このタイミングで言い出すかっていうのはあるな」「5年後から増税といっても、その時の日本は今より経済もガタガタに落ちてそう」といった声が聞かれた。
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社会 2022年10月31日 14時30分
安藤優子の自民党批判が物議「ケンカしないで」司会アナも焦り『そこまで言って委員会』で集中砲火
10月30日放送の『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)に、ニュースキャスターの安藤優子が出演。番組で安藤の著書『自民党の女性認識』(明石書店)を取り上げ、安藤が他パネリストと議論を行ったものの、安藤の言い分にネット上から疑問の声が集まっている。 安藤は『自民党の女性認識』の中で女性政治家が増えない要因として、自民党が「イエ中心主義」で血縁継承議員の割合が多いと指摘。また、「イエ中心主義」の政治指向は、女性を常にイエに従属する存在として認識形成しているため、女性が候補者として選定される機会を減退させていると分析していた。 >>安藤優子、献花があれば国葬は不要発言?「あれでいいんじゃない」疑問の声集まる<< これに対し、哲学者の萱野稔人氏は政治の世界のジェンダーギャップは認めつつも、「この本自体が本当にフェアネスな分析してますか?」と指摘。「要するに、ここに原因を負わせてやれば、いろいろ分析もうまくできるし、議論も成り立つかなっていうことを、そういう前提で分析してるように見えてしまって」と言い、自民党批判ばかりを展開することで本当の問題を見失ってしまうとした。 さらに萱野氏は、前回の衆院選挙では候補者の17%が女性だったものの、当選者は10%まで下がったことを指摘し、「別に政党がどうのこうのっていうよりも、もっと根本的に、国民がそもそも女性に投票してないんですよ」と説明。 また、作家の竹田恒泰氏も「例えばもしね、国会を女性が半分占めないと、日本の女性は虐げられるっていうことであれば、日本って、相当野蛮な国だと思うんですよね」と、そもそも女性議員の割合の少なさが女性が虐げられている原因なのかと疑問を呈示。最終的に、女性議員の比率が変わらなくても女性にとっていい社会になる方法はあるのではないかという結論にも辿りついた。 しかし、最終的に意見がまとめの段階に入ると、安藤は「政治の問題とジェンダーの問題は別々に議論した方がいいかもしれない」と、これまでの議論が全て無意味になるような発言をし、パネリストたちを困惑させることに。萱野氏が「混ぜたのは安藤さんじゃないですか」と呆れ声を上げると、司会の黒木千晶アナウンサーは「喧嘩しないでー!」と呼びかけ、その場は笑いで収まっていた。 この一連の議論に、ネット上からは「なんで安藤最後に全て壊した…?」「ジェンダーと政治を混ぜて本まで出したの自分だろ」「自分の著書の話なのに、安藤全然口出せてなかった」「未だに女性が国会議員になれないのは男と自民党のせいって偏見がすぎる」といったさまざまなツッコミが集まっていた。
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社会 2022年10月23日 07時00分
失言謝罪の自民石井議員、不倫で文春砲も 現在はガーシー絡みでNHK党立花氏からツッコミも
自民党の石井準一参議院議員が失言で謝罪に追い込まれた。石井氏は10月17日夜に岸田文雄首相らと会食した場で「野党がだらしない」といった発言を行ったとされる。立憲民主党や日本維新の会などが石井氏に説明と謝罪を求めるとしたため、石井氏は発言の撤回と謝罪を行った。 石井氏は千葉県議会議員を5期務めた後、2007年に初当選。参議院議員をこれまでに3期務めている。森友問題に揺れた国会の仕切り役を担うなど実力を発揮している存在だが、過去には“文春砲”を浴びている。 >>「統一教会の関係かもと聞いて席を立った」元立憲・山尾志桜里氏、議員候補者時代の過去を暴露 << 2018年3月には、参議院職員との不倫疑惑が『週刊文春』(文藝春秋)ならびに同誌のウェブサイト「文春オンライン」に報じられた。石井氏は都内の高級ホテルに入り、約10分後に女性が入り2時間ほどを過ごす様子が捉えられている。このほか、食事の場面では石井氏が女性に食べさせる仕草である「アーン」をする様子も報じられた。 さらに石井氏は今、最も注目度の高い参議院議員と言えるガーシーこと東谷義和氏とも絡みがある。ガーシー氏は当選後、一度も議会に出席していない。石井氏は参議院議院運営委員長を務めているため、ガーシー氏に対し「帰国と登院」を要求し続けている。 すでにガーシー氏は所属のNHK党を通して欠席の意思を伝えている。さらに同党の立花孝志氏も自身のYouTubeチャンネルの10月3日の動画で「過去に不倫で問題を起こしている国会議員の方」「院内の秩序を乱してるのはどっちですか」と皮肉っている。そうした人物がガーシー氏に規律を求めるのはいかがなものか、ということなのかもしれない。 思わぬ失言で注目を集めた石井氏の今後の動向も気になるところだ。記事内の引用について立花孝志氏のYouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC80FWuvIAtY-TRtYuDocfUw
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社会
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2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
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2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月10日 17時00分