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「おぐらが斬る!」自民党スキャンダル続々 岸田政権の足を引っ張る自民党議員たち

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8月4日、東京地検に収賄の疑いで強制捜査を受けた秋本真利(まさとし)議員47歳。問題となっているのは秋本議員が推進してきた「脱原発」を掲げる洋上風力発電事業の収賄容疑だ。

秋本議員はその事業に参入を目指す会社から、約3000万円もの資金提供を受けていた疑いが持たれている。

これまで何度も起こっている『政治と金をめぐる疑惑』と言うヤツだ。秋本議員は自民党で一二を争うほどの「再生可能エネルギー通」と言われてきた。2017年には国土交通省の政務官に就任。

2017年には洋上風力発電の普及拡大に力を注ぎ、「再エネ海域利用法」成立に一役買った。

突如浮上した収賄疑惑は風力発電大手の『日本風力開発』から3000万円の資金提供を受け取り、そのうち1000万円は議員会館で直接現金で受け取ったとみられている。

資金提供をしていたとされる『日本風力開発』は、政府が2020~2021年にかけて入札を実施した洋上発電事業の参入を目指していたが落選。

その後、秋本議員への金の受け渡しがはじまったらしい。

洋上風力発電は巨額のお金が動くビジネスである。秋本議員は国会で選定基準の見直しを求め『日本風力開発』を有利に導こうとしたと見られている。

秋本議員は、昨年8月に外務政務官に就任したが、この問題で今年8月4日に辞任。8月5日に自民党を離党した。この辞任と離党は「実はやっていました」ということなのだろう。

さてこの時期の収賄騒ぎに頭を痛めているのは岸田内閣だ。

マイナカードの迷走。
岸田総理の長男翔太郎氏が首相公邸でバカ騒ぎをして、総理秘書官を辞めることになった問題。
サラリーマン増税問題。
木原官房副長官の妻が、元夫の死に関係しているのではという疑いと、木原氏が捜査に圧力をかけたのではないかという週刊誌の報道。
自民党女性局が実施したフランス研修でのおふざけ写真問題。

それに加えてこの秋本議員の汚職問題である。

立て続けのスキャンダルで、岸田内閣の支持率は低迷中なのだ。秋に解散総選挙どころか年内解散も打てないのではないだろうか。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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