岸田総理
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社会 2023年09月14日 18時00分
「おぐらが斬る!」岸田首相は内閣改造で何を考えているか?
13日に発足した第2次岸田再改造内閣は、改造前の閣僚19人のうち13人が交代した。新たに入閣した13人のうち、再入閣は外相に起用される上川陽子元法相と、新藤義孝元総務相の2人だけである。派閥別に見ると、安倍派4人、麻生派4人、茂木派3人、岸田派2人、二階派2人、谷垣グループ1人、無派閥2人、公明党1人と、まあバランスはとれている。女性閣僚は5人と過去最多とはいえ、第1次小泉内閣や第2次安倍改造内閣も、女性閣僚が5人だったこともあり、特に目新しさは感じない。特に女性閣僚で初入閣は3人だが、加藤鮎子氏の父は加藤紘一元幹事長、土屋品子氏の父は土屋義彦元参院議長、自見英子氏の父は自見庄三郎元郵政相で、3人とも2世議員だ。女性議員としては、新しく外務大臣に任命された上川陽子元法相は、ちょっと面白い人で東大からハーバード、そして米国の上院議員の政策スタッフを勤めている。そして96年の衆院選で初出馬するのだが、無所属の泡沫候補だったせいか大敗するのだ。ところが2000年の衆院選では、自民党に入党していたが、再び無所属で出馬し、自民や公明の立候補者を破って当選。しかし自民党を除名されてしまうというなかなかの波乱万丈ぶりだ。もちろんその後、自民党に復党している。この上川陽子氏と外務大臣を交代した林芳正氏は、つい先週もゼレンスキー大統領と会うなど、外交の顔になっていて、中国にも強かっただけに、ちょっともったいないような気もするが・・・岸田首相が最後まで悩んでいたのが、岸田首相自身の最大のライバル、茂木敏充幹事長をどうするかであったという。岸田首相としては、幹事長という絶大な権力を持つポストから茂木氏を外すつもりだったようなのだ。しかし麻生太郎副首相が、茂木氏の続投を望んでおり、麻生副首相の顔を立てることにしたようだ。ただ岸田首相は、茂木氏の力を削ぐために、同じ茂木派の有力議員、小渕優子氏を党4役の選挙対策委員長にしたのだ。この小渕優子の父親は、ご存じ第84代内閣総理大臣の小渕恵三氏である。いま小渕優子氏は、茂木派だが日本初の女性首相候補で、森元首相がプッシュしているのは有名だ。また、党4役に茂木派2人というのは、他派閥からの嫉妬を呼び、茂木氏と小渕氏の関係は決して良好ではなく、小渕氏が抜擢された選対委員長は、茂木幹事長とともに国政選挙や知事選など、候補者調整の中心役なのだ。茂木幹事長はやりにくいであろう岸田首相が解散総選挙をやるかどうかは、まだ不明。しかし岸田首相の脳内には、解散総選挙より、来年9月にある総裁選が重要となる。総裁選に有利になるなら解散総選挙をやるし、不利になるならやらないと考えているに違いない。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年08月26日 18時18分
「おぐらが斬る!」自民党支持率下落続き、野党は共闘できず 増える「支持なし」
岸田内閣の支持率が下がり続けている。19日・20日にANNが調査した世論調査によると、岸田内閣を「支持する」と答えた人は33.4%。4カ月連続で下落中だ。来月中旬あたりで検討されている内閣改造で、支持率回復を狙いたいが、現状ではなかなか難しそうだ。ANN世論調査によると、自民党の政党支持率は39.4%、40%割れは2020年5月の調査以来で、内閣だけではなく自民党もいま人気がない。一方、野党はというと、やはり支持率は伸び悩んでいる。解散総選挙をにらんで野党共闘をやりたいところだが、代表選が行われている国民民主党の玉木代表は、立憲民主党に対し「共産党と組んでいるような政党とは協力しない」とし、前原代表代行は「非自民・非共産での野党協力」と、どちらにしても立憲民主が共産党と選挙協力をすれば、立憲民主と国民民主は組むことはなさそうだ。唯一支持率が10%を超えている日本維新の会の馬場代表は、野党第1党目指して独自候補を擁立する方針で、共産党に対しては「なくなったらいい政党」と手厳しい。立憲民主の泉代表は「次の選挙で野党間の候補者調整を進めていきたい」としているが、共産党の志位委員長は「(政策合意を含む)【本気の共闘】が必要」、小池書記長は「選挙協力ではない候補者調整は受け入れない」と、立憲民主に対して共闘じゃないと、候補者調整しないよという構えだ。立憲民主としては、議席欲しさにこれ以上共産党と組めば、他の野党からますます距離を置かれ、かといっていま選挙協力してくれそうなのは、共産党くらいしかいない。ANN調査の政党支持率を見てみると、維新10.3%、立民6.7%で他の野党は2~3.5%程度。ただし「支持政党なし」は2カ月連続上昇で、25.6%となっている。この「支持政党なし」が増えているのは「政治へのあきらめ」や「無関心」の現れだろう。また、いま魅力ある政治家がいない。かつて功罪はともかくもはや伝説と言っていい田中角栄氏や、小泉純一郎氏、民主党が自民党から政権を奪ったとき、民主党の面々は魅力的にうつったはずだ。その後の安倍晋三氏は「安倍一強」と言われ、野党支持者からは「アベ政治を許さない」などと言われ、ある意味アンチも含めた人気があった。いまはどうだろう。与党にも野党にも「この人ならば」という期待感を持たせてくれる人はどれほどいるのだろう。それともこれから出てくるのだろうか?このままだと、ずるずると国民の政治離れが進んでいきそうだ。日本の政治はこれでいいのだろうか。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年08月10日 17時00分
元議員・杉村太蔵、海外研修を岸田総理に止められた 炎上の仏研修日程は「こんなもん」ミヤネ屋で発言
10日、『ミヤネ屋』(日本テレビ系)に元衆議院議員でタレント・実業家の杉村太蔵が出演。自民党の女性局の「フランス研修」問題にコメントした。 松川るい参院議員や今井絵理子参院議員ら38人の自民党女性局員が、7月下旬から3泊5日で「フランス研修」として訪仏。その際、エッフェル塔をまねたポーズの写真をSNSに投稿するなどし「観光旅行だ」と批判が続いている。 今回番組では、8日発売の『FLASH』(光文社)が報道した「フランス研修」の日程、純粋な研修時間はたったの6時間だったことなどを取り上げた。更に、松川るい議員(大阪府選挙区)の参院選挙区支部長更迭を、身内である自民党枚方市支部が申し入れたことも伝えた。 >>『ミヤネ屋』自民党女性議員のフランス研修を杉山愛が擁護?「そんなフォローいらない」ネットで不快感<< この報道のコメンテーターとして「お騒がせ議員と言えば私ですから」と、登場した杉村。番組MC宮根誠司から、研修で海外に行ったことがないのか問われた杉村は「海外行ったことないんですよ。行きたいって言ったんです。僕が当選したとき、厚生労働委員会だったんですけど、最初の上司は岸田さん(岸田文雄総理)で、いろいろ相談したんですけど、まずはしっかり国内の情勢を見た方が良いと。10年ぐらい(議員を)やってから、もし海外のこと勉強したかったら(海外研修を認める)と、ぐうの音も出ないご指摘をいただきまして…」と、議員当時のエピソードを明かした。 松川議員も、今井議員も2016年に初当選、10年には満たないようだ。問題の研修内容について聞かれた杉村は、研修の時間割に疑問はなく「こんなもんかな」と答えた。行ってみて視察が増える可能性もあり、国会議員の研修としては、時間というよりもその後の成果が問われると付け加えた。 この発言に、ネットでは「俺も遊びに行きたかったけどいけなかった、てコト?」「小泉チルドレンのタイゾウも今なら大炎上してたろ」「たいぞーは堂々と議員報酬でスポーツカー買うとか言ってボロクソに叩かれたし ぶっちゃけあれと変わらんよな」と、杉村の議員当時を思い出す声が上がっていた。 杉村は2005年に、“小泉チルドレン”として初当選。直後に「料亭に行きたい」「BMWに乗りたい」などの失言で炎上、謝罪会見を開いている。次の総選挙には出馬せず、2010年に自民党を離党、参院選にたちあがれ日本から比例代表で出馬したが落選し、以降はテレビ出演や経営者として活躍している。 当時の杉村のように、松川議員らが岸田総理から「研修はまだ早い」と却下されていれば、今回の問題は起きなかったかもしれない。
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社会 2023年08月08日 19時01分
「おぐらが斬る!」自民党スキャンダル続々 岸田政権の足を引っ張る自民党議員たち
8月4日、東京地検に収賄の疑いで強制捜査を受けた秋本真利(まさとし)議員47歳。問題となっているのは秋本議員が推進してきた「脱原発」を掲げる洋上風力発電事業の収賄容疑だ。秋本議員はその事業に参入を目指す会社から、約3000万円もの資金提供を受けていた疑いが持たれている。これまで何度も起こっている『政治と金をめぐる疑惑』と言うヤツだ。秋本議員は自民党で一二を争うほどの「再生可能エネルギー通」と言われてきた。2017年には国土交通省の政務官に就任。2017年には洋上風力発電の普及拡大に力を注ぎ、「再エネ海域利用法」成立に一役買った。突如浮上した収賄疑惑は風力発電大手の『日本風力開発』から3000万円の資金提供を受け取り、そのうち1000万円は議員会館で直接現金で受け取ったとみられている。資金提供をしていたとされる『日本風力開発』は、政府が2020~2021年にかけて入札を実施した洋上発電事業の参入を目指していたが落選。その後、秋本議員への金の受け渡しがはじまったらしい。洋上風力発電は巨額のお金が動くビジネスである。秋本議員は国会で選定基準の見直しを求め『日本風力開発』を有利に導こうとしたと見られている。秋本議員は、昨年8月に外務政務官に就任したが、この問題で今年8月4日に辞任。8月5日に自民党を離党した。この辞任と離党は「実はやっていました」ということなのだろう。さてこの時期の収賄騒ぎに頭を痛めているのは岸田内閣だ。マイナカードの迷走。岸田総理の長男翔太郎氏が首相公邸でバカ騒ぎをして、総理秘書官を辞めることになった問題。サラリーマン増税問題。木原官房副長官の妻が、元夫の死に関係しているのではという疑いと、木原氏が捜査に圧力をかけたのではないかという週刊誌の報道。自民党女性局が実施したフランス研修でのおふざけ写真問題。それに加えてこの秋本議員の汚職問題である。立て続けのスキャンダルで、岸田内閣の支持率は低迷中なのだ。秋に解散総選挙どころか年内解散も打てないのではないだろうか。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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