また、武藤は「股関節がヒザと同様に奇形してきて。このまま続けても、いずれは股関節も人工関節にしないといけない。股関節を人工関節にした時点で、もうプロレスはできない。本当はプロレスやりたいよ。続けていきたい。だけど、ドクターストップというか、本当に断腸の思いです。まだやりたいこともいっぱいあると思う」と苦渋の決断だったことを明らかにしている。
これを受けて、ノアは7.16東京・日本武道館大会を皮切りに、『武藤敬司ファイナルカウントダウンシリーズ』の開催を発表。ツアーは、武藤が引退の期限としている来春までノアのマットで開催されるとのこと。まずは7.16日本武道館大会、9.25愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)大会、10.30東京・有明アリーナ大会への出場が決定。来年1.22神奈川・横浜アリーナ大会では、「ムタもおそらく魔界の門が開かなくなってる。たぶん、もう1回、2回は開くな。開いたら閉じて出て来れなくなると思います」としていたグレート・ムタのラストマッチを予定しているという。
武藤は「今のノアだったら、俺の最後の大舞台、そして、そこに向かうまでの花道を最高のものにしてくれると思う。俺はそのレールを力余すことなく、最後まで突っ走っていく」と語ると、7.16日本武道館大会では、清宮海斗と4度目のシングル対決が組まれた。ここまで武藤が2勝1分けと、負けておらず、清宮がこのラストチャンスを生かせるのか注目したい。
なお、引退試合の日程と会場などは後日発表される。
(どら増田)