東映フライヤーズや東京読売巨人軍などで活躍し、3085安打を記録した張本勲氏に代わり、巨人軍などを経て、ボストン・レッドソックスでワールドシリーズ胴上げ投手を経験した上原浩治氏が「週刊ご意見番」就任した2022年1月。23日の放送で、関口は上原氏に対し、顔を見ながら「上野さん…」とつぶやいてしまう。
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すると、上原氏は「今の関口さんに喝です。ちゃんと聞いてました」と発言。関口も「聞いてました?」と笑い、険悪ムードにはならなかったが、レギュラー出演者の名前を忘れるという行為は、かつて名司会者と呼ばれた頃の関口には考えられないことだった。
また、北京オリンピックが開催されていた2月20日の放送では、ゲスト出演していた元長野オリンピックスケート銅メダリストの岡崎朋美氏が、スピードスケート女子10000メートルで金メダルを獲得した高木美帆選手について、「全体的なバランスが素晴らしい」「スケーティングの技術ですね、アウトフラットインの技術が…」と語ると、関口は「ええ?」と叫ぶ。
岡崎氏はなおも「アウトフラットイン」と口にするが、関口は「なんだかよくわからない」と苦笑いを浮かべ、岡崎氏に「もう、ちゃんと聞いてくださいよ」と冗談半分ではあったものの、ツッコミを入れられていた。
かつては『知ってるつもり?!』(日本テレビ系)で、人物の生き方などを振り返る番組を担当していた関口。生放送と収録の違いはあるものの、名司会者と呼ばれていた時代なら、「わからない」という発言にはならなかったのかも。
7月で79歳となる関口。今後も彼らしい司会の方法で、視聴者を楽しませてくれることだろう。