番組はロシアのウクライナ侵攻について取り上げ、コメンテーターに意見を求める。寺島氏はロシアについて、「ロシアが失ったものは大きい」「プーチン専制は極端に言うと、ヒトラーがやったこととほぼ同じストーリーに移りつつあります」などと非難する。
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ところが、「ウクライナの方がね、一方的な被害者なのかって言うと、そうでもない。私は20年ウクライナの政治ってのと向き合ってきたんですけれども、それこそ思い出していただきたい、2004年のオレンジ革命とかね」と指摘。
さらに、寺島氏は「次第にどうなっていったか、国作りにとって。ウクライナってすごく逞しい国作りをしているよねって方向に進んだのかと言ったら、そうでもない。例えば、そのゼレンスキーっていう大統領はですよ、これ誤解されてはいけませんけど、コメディアンだった人ですよ。コメディアンはいかんなんて話じゃないです。人気者を大統領に選んでいくっていう流れの民主主義に走ったと、ウクライナの方は。我々は考えなければいけない。民主主義の価値ってどういうとこにあるのかね、我々自身の問題として考えないとですね。専制化していく民主主義っていうのと、ナショナリズムに走ってね、一方ですね、いつの間にか衆愚政治って言うかですね、要するにポピュリズムに走っていく民主主義っていうね、両方の危険性をはらんだ、その展開を目撃しているんだっていうことをよく認識しておくべきだと思います」とコメントした。
この発言に、「ウクライナも悪いと言いたいってこと? ちょっとひどすぎない?」「コメディアンが大統領になるような国とバカにしている。許せない」「ロシアの批判をせずにウクライナを貶めるなんて考えられない」「この期に及んで職業批判とは許しがたい」「大炎上発言では?」「コメディアンだとしても、民主主義で選ばれた大統領ですよね」とネット上では批判の声が上がる。
ただし、「これがサンデーモーニングの通常運転」「目くじらを立てても仕方ない」という擁護の声もあった。ネット上では批判の声が目立っているが、寺島氏の目には「ウクライナにも原因がある」と映っているようだ。