3月26日、新木場でのタッグマッチ(大家、バリヤンアッキVS岩崎孝樹、渡瀬)で、渡瀬が大家をフォールし、バックステージで「大家健!神輿に担がれてる時はすごいレスラー。俺もそう思ってたけど、今のガンプロはそうじゃなくて、主役になれる選手がゴロゴロ転がっている。そのなかで大家健が代表でいたいんだったら、気合入れ直さないと。もうあの頃の大家健だと思ってないし、代表を辞めた方がいい。それでも代表でいたいなら気合いを見せてほしい」と噛みついた。大家は売られたケンカを買って、この日、シングルマッチで渡瀬と対戦。
試合は両者の感情がぶつかり、壮絶なエンドレスのエルボーの打ち合いに発展。10分過ぎには今度はヘッドバット合戦を繰り広げ、大家がヘッドバットを連発。チャンスと見た大家はドラゴン・スープレックスから炎のスピア2連発で渡瀬からカウント3を奪取。
渡瀬は「この大家健を待ってたよ。今日改めて思った。ガンプロに来て良かった。これからもよろしく、大家代表」とマイク。大家は「俺さ、こんな試合したくてプロレスラーになったんだよ。プロレス始めて20年経つんです。これまで成し遂げたみたいなことは全く自分の中ではありませんでした。今日、渡瀬と45歳の俺が、自分のやりたい試合ができたってことは、なんとかして成し遂げられるかもしれないなんて思ってました。このまま5月(3日)の後楽園、7月(10日)の大田区、成功させたら、何かを成し遂げることができたことになるんじゃないでしょうか?」と発言。
すると、ここでササダンゴが登場し、「大家健、何で俺がここに来たか分かってるか?ここ1、2年のアンタのプロレスを見て心配してた。そんなもんじゃねぇだろ。サイバーファイトに言われて来たんだよ。ガンプロ大田区大会、俺は今のアンタにガンプロの主役っぽさを感じない。俺の知ってる大家健はそんなもんじゃない。#大家帝国の頃良かった。KO-D獲った頃良かったよ。でもアンタはまだまだこれからなんだよ。大田区のメインに立たなきゃいけない。でも、今のオマエからそこにオーラは感じない。貴様と5.3後楽園でシングルマッチがやりたい。でも、このマスクはちょっと視界が悪いんで、マッスル坂井としてやりたい。俺たちはもういい年だよ。若いヤツら後輩、どんどん来てるよ。俺たちだって小細工しねぇ、体と体をぶつけ合うプロレス見せようよ!」としてマスクを脱いだ。2人は互いに張り合って、5.3後楽園での一騎打ちを約束した。
(どら増田)