この列車プロレスは、同2日、3日に養老渓谷駅前広場及び駐車場で開催のイベント「養老渓谷の日2022」(市原市観光協会主催)の一環として行われた。同団体が列車内路上プロレスを敢行するのは、2017年4月16日の銚子鉄道、2019年1月12日の千葉都市モノレールに続き、3年ぶり3度目だ。
プロレス列車は32人(乗車率100パーセント)の観衆を乗せ、午後1時16分に五井駅を出発し、まずは大和が歌謡ショーを披露した。そして、1時38分発、馬立駅で大鷲透、勝俣瞬馬の2人が入場してバトルロイヤルが幕を開けた。試合形式は通常のプロレスルールに加え、エニウェアフォール、さらに停車中に列車から出て発車時刻までに車内に戻れなければ失格となる「アウト・オブ・トレイン」ルールが採用された。
1時51分発、上総鶴舞駅でディーノと飯野が乗車すると車内は大混乱。2人はリング同様、ハレンチ殺法を全開。またまた勝俣が標的にされてしまい、里見駅に到着すると、ホームで大乱闘に発展。結局、ディーノ、飯野、勝俣の3人が同駅で置き去りになって列車が発車し失格に。
車内には平静が取り戻されたが、2時15分発、上総大久保駅ではホームで待機していた伊橋剛太が寝てしまって乗車できないハプニングも発生。2時22分、終点の養老渓谷駅に着いた時点で大和、アントーニオ本多、平田一喜、彰人、クリス・ブルックス、MAOの6人が乗っていたが、クリスとMAOは乱闘して下車せず両者失格になった。
残った大和、本多、平田、彰人の4人が養老渓谷駅前特設リングに移動してバトルを展開。最後は大和が平田をフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで仕留めて優勝。
また、特設リングでは遠藤哲哉、秋山準、岡田佑介組VS樋口和貞、坂口征夫、岡谷英樹組と、竹下幸之介、上野勇希、小嶋斗偉組VS火野裕士、納谷幸男、吉村直巳組の2試合が行われ、集まった観衆を大いに沸かせていた。
(どら増田)