松井氏は、作家の百田尚樹氏の「私は松井さんが好きなので、維新に投票したい気持ちがあります。しかし懸念は維新がいまだ橋下徹氏の影響下にあるのかということです」というツイートに反応。松井氏は「百田さん、僕個人としては橋下氏は大切な友人です。しかし、維新の会の意思決定に橋下氏は関与しません。彼は民間人であり我々と一体で見られるのは彼も迷惑しています。選挙は政策選択、政策本位で御判断下さい」と百田氏に返信を向けた。
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しかし、松井氏の主張する橋下氏が「民間人」という主張には疑問の声が並んだ。言うまでもなく橋下氏は、元大阪府知事、元大阪市長であり、弁護士の肩書も持つ著名人。さらに現在は、政治評論家として連日のようにメディアに出演を行っている。
そのため、ネット上では「いくら橋下氏が私人となったからといえ、維新との繋がりが消えたとは見えない。つまり維新のイメージが強すぎて、受け取る側からすると維新の発言のように捉えてしまう」「都合悪い時だけ部外者扱い。一緒にテレビ出たりするくせに便利なもんやなあ」「こんなの言い訳に過ぎないよね」といった声が聞かれた。
さらに、菅直人氏が橋下氏をヒトラーになぞらえた際に、日本維新の会として抗議をした動きに対して、「橋下がヒトラー呼ばわりされた時に維新が党として抗議文出したやん」といったツッコミの声も聞かれた。橋下氏が純然たる民間人ならば、そのような行動は起こさないのではといった批判も集めてしまった。
一連の反応を見る限り、やはり松井氏の主張は苦しいと言わざるを得なさそうだ。
記事内の引用について
松井一郎氏のツイッターより https://twitter.com/gogoichiro
百田尚樹氏のツイッターより https://twitter.com/hyakutanaoki