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フリー女子レスラー夏すみれの元に山下りなら同志が集合、『NOMADS'』発進! 業界初の大会に

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夏すみれ、雪妃真矢、高瀬みゆき、山下りな

 夏すみれ、山下りな、高瀬みゆき、雪妃真矢のフリー女子レスラーが2月25日、都内で会見を開き、フリーランスサミット『NOMADS'』を5月20日に新宿FACEで開催することを発表した。

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 まず発起人である夏が「欠場中の身ではあるのですが、このたびこの場に集ってくれた3選手とともに新たにプロレス興行を開催する運びとなりました」と第一声。「今大会は実行委員会方式で開催し、運営していく」とした。

 雪妃は「2022年に多くの選手がフリーとして活動を開始したこともあり、このたびフリーランスの、フリーランスによる、フリーランスのための大会を開催する運びとなりました。各団体に参戦させていただく際には、団体所属選手を軸に関係性や物語が生まれて濃くなるように、フリーランス選手も一堂に会せば、戦いの中で新たな関係性や物語が生まれるはずですし、家を持たない同士として、野心を秘めるライバルとしてこの大会が交流の場になれば大きな意義がある」と大会概要を説明した。

 続けてNOMADS'のロゴも発表し、高瀬が「いろんな選手がつながってAに集まる化学構造式をモチーフとして作られております」とコンセプトを説明。

 「個性がすごく豊かで、いなくてはならない選手たち。みんな野望があって家を飛び出したり、家がなくなってしまった選手たちがたくさんおります。個性あふれる選手たちが野ざらしの身ひとつで、難しい世の中を一生懸命生きて戦っております。そんな選手たちが切磋琢磨するような興行で、その人たちが作るストーリーはすごく面白いのではないか。その選手たちが集まったときに現れる化学反応が見たいし、その可能性に賭けてみたい」との思いと「縦のつながりではなく横のつながり。選手が手を取り合って輪を作ってさらに可能性を広げていく。それがこれからの時代」と2つの意味があると説いた。

 大会への意気込みとして雪妃は「フリーランスになる前から、フリーになっちゃうと引退する場がなくなっちゃうとか、周年興行だったり復帰戦だったりとか、自力でやるんだったらすごい小さい規模でしかできない、といううわさは聞いていた。けどNOMADS'に関しては実行委員会方式を取るので、もしかしたらフリーの選手のそういう場になる可能性を秘めていると思っている。1回目を成功して今後の活動を行っていければ」とコメント。

 高瀬は「年末からフリーでの活動を意識し始めて、相談もたくさん受けていた。その中で夏さんが過去に発言していた『フリーになると帰る場所がなくなる』という言葉が心に残っていたんです。私自身もフリーになって感じていたのですが、実際、なってみたら一緒に活動しようと言う人たちが出てきたり、同じ目標や思いを抱えている仲間がいるってことがすごくありがたいと感じることができた。なのでこの興行は特別で楽しみにしている。他の選手も自己主張ができれば」と笑顔で語った。
 一番フリー経験の長い山下は「フリーランスはすごく性に合っている。フリーランス同士がシングルをしたり、フリーランスだけで集まって試合を組まれたりするのは、団体に呼ばれる人間としてはめったにないんですよね。なんでお客さんや選手から見て『こんなカードあったんだね』とか『こんな組み合わせがあったか』など、プロレス自体を違った目線で楽しめるんじゃないかな」と新しい試みに期待を寄せた。

 なお、夏は1回目は欠場するが、NOMADS'が続いていけば「ここで復帰できたらいいな」と野望も明かしていた。

 家を持たない“遊牧民”が一同に集まるNOMADS'。団体の枠にとらわれない女たちはフリースペースでどんな化学反応を起こすのか。業界初の試みを注視していきたい。

 取材・文 ・写真/  萩原孝弘

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