第2試合では、クイーンズクエスト vs 大江戸隊“The Grudge”、QQの林下詩美&AZMと、大江戸隊の渡辺桃&スターライト・キッドによる遺恨対決が実現。当初は詩美と桃の一騎討ちが発表されていたが、桃による顔面蹴りで負傷欠場していたAZMが今大会に間に合ったことに加えて、キッドが第0試合での出場に不満を訴えていた件も重なり、タッグマッチに変更された。
試合はQQがゴング前に仕掛けてスタート。両チーム感情むき出しの激しい攻防を繰り広げる。復帰戦となるAZMはケガ明けを感じさせない持ち味のスピーディーな動きを見せた。終盤、AZMがキッドにあずみずしを決めたが、レフェリー不在で3カウントはならず。大江戸隊はセコンドも乱入しペースを作ると、最後は合体技でAZMを叩きつけると、トップロープからスパニッシュフライ(キッドがバックステージでエターナルフォーと命名)を決め、キッドがAZMから3カウントを奪っている。
試合後、キッドは「おいクイーンズクエストそしてAZM、うちのブラックピーチはお前らが相手にならなさすぎて呆れちゃってるよ。もう相手なんかしなくていいんじゃねこんなやつら」とQQを一蹴。すると詩美が「おいふざけんじゃねえよ。こんなんで納得できるわけねえだろ」と応戦するも、ここで桃が「お前もう赤いベルトも持ってない。そんな林下詩美、用ねえんだよ。お前の存在価値これっぽっちもねえよな」と詩美を挑発すると、詩美が桃に向かっていき、両者が入り乱れる展開となった。
バックステージでは桃が「林下詩美もAZMもなんだよあの闘いは。相手になんねぇ。もっと強くなってもらわねぇと私たちには敵いませんよ。林下詩美も赤いベルトがなきゃあんなもんですよ」と言い放つと、キッドは「私から最後、最高のプレゼントを送ってあげました。その名もエターナルフォー、永遠の敵」と新技を命名。「この技はAZMお前のために用意してやったんだよ。この技でこれからはどんどんAZMを沈めたいと思っている」とAZMを敵視していた。この試合では大江戸隊に完敗を期したQQだが、AZMも詩美もこのまま黙っているわけにはいかないだろう。今大会ではカード変更のため実現しなかった詩美と桃のシングルだが、また組まれる日があるかもしれない。
◆スターダム◆
『hoyu professional presents 創立11周年記念 NAGOYA SUPREME FIGHT 2022 ~名古屋どえりゃ~!スターダム~』
2022年1月29日
愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
観衆 1306人
▼クイーンズクエスト vs 大江戸隊“The Grudge”(20分1本勝負)
林下詩美&●AZM(9分43秒 片エビ固め)渡辺桃&スターライト・キッド○
※エターナルフォー
(どら増田 / FUZKI 写真・Rinco)