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マーベラス宝山愛が渡辺智子からジャイアントキリング!「今後は誰にも偶然とは思わせない勝利を狙う」

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宝山愛

 “女子プロレス界のレジェンド”長与千種が代表を務めるプロレス団体マーベラスが10日、東京・後楽園ホールで『新春Marvelous後楽園大会』を開催した。

 セミファイナルでは、色別対抗タッグ、チームブラックvs (かなりパワーバランスの弱い)黄色軍団として、伊藤薫&渡辺智子のベテランタッグに、宝山愛&岡優里佳のマーベラス&仙女のイエローヤングタッグが挑むチャレンジマッチが組まれ、誰もが予想していなかった結果が待っていた。

 試合は、序盤から全日本女子プロレス平成元年組の同期、伊藤&渡辺のイトナベタッグが、長年のチームワークを活かした連携を見せるなど、主導権を渡さない。“塗り壁”のようにそびえ立つ伊藤に、宝山はドロップキックを連発するも伊藤は倒れず、岡が出てきてダブルドロップキックを放つと、ようやく伊藤は崩れるが、すぐに上に乗られてしまい、逆エビ固めでギブアップ寸前に追い込まれてしまう。

 しかし、伊藤からタッチを受けた渡辺が余裕を見せつけ過ぎたいのか、なかなか伊藤にタッチをせず、伊藤はイラ立ちを隠せず、「真面目にやって!」とコーナーから連呼。「大丈夫!まだやりたいことがある」という渡辺は、ブーメランアタックを放つと、コーナーに登る。すると、チームイエローのリーダー永島千佳世が、黄色いブラシで妨害するアシスト。しかし、渡辺はセカンドロープからボディスラムを投下。

 これをカウント2で返した宝山は、丸め込みを連発。渡辺もラリアットから幸せのパンケーキを放つもカウント2で、渡辺は宝山の頭を掴み起こしてしまう。「真面目にやれ」「早く決めろ」とイラつく伊藤は、渡辺を両手で張ると渡辺が宝山に当たり、反動でエビ固めの形になったところを宝山が全力で押さえてカウント3が入り、昨年デビューしてキャリア1年も経っていない宝山が岡とのタッグながら、ジャイアントキリングを達成している。

 試合後、宝山は「今回の試合は、今までは、隊長(永島選手)が隣にいての勝利はあっても、自分で勝てた訳では無かったので、チャンスだと思い立ち向かったのですが、沢山攻められてしまい立てず、ふらついていたところ、智子選手が降ってきてそこを無我夢中で押さえ込みました。何がなんだかわからなかったけど、勝ったとわかった時泣けるほど嬉しかったです。今後は誰にも偶然とは思わせない勝利を狙って頑張ります!」と先輩からの初勝利を喜んでいた。

◆マーベラス◆
『新春Marvelous後楽園大会』
2022年1月10日
東京・後楽園ホール

▼ 色別対抗タッグ チームブラックvs (かなりパワーバランスの弱い)黄色軍団(20分1本勝負)
伊藤薫&●渡辺智子(16分13秒 エビ固め)宝山愛○&岡優里佳

(どら増田)

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