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携帯ショップで「胸を触らせろ」2021年も多数発生のカスタマーハラスメント

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画像はイメージです

 2021年も続いた、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言等を受けた外出自粛。

 ​>>22歳男、女性店員の尻に下半身を押し当て逮捕「同じような行為を30回以上はした」と話す<<​​​

 11月になり、ようやく東京都で1日の新規感染者が30人を下回るなど落ち着きを見せたものの、東京オリンピック期間中の8月には、新規感染者が4000人を超えるなど、最悪な状況となった。

 そんな外出自粛によるストレスで、さまざま店の従業員に難癖をつけるカスタマーハラスメントも多数発生。今年5月には、鳥取県倉吉市内の携帯ショップで応対した女性店員に「ボインちゃん」「胸を触らせろ」などと卑猥な言葉をかけた41歳の男が翌月、迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されている。

 9月には、北海道札幌市中央区に住む48歳の男が、携帯電話ショップ店員の電話応対に腹を立てると店を訪れ、店員の胸ぐらをつかんでそのまま壁に押し付けるなどして暴行の疑いで逮捕された。警察の取り調べに対し、男は「店員の態度が気に食わなかったので店まで出向いた」と話し、ネットユーザーから怒りの声が相次いだ。

 また、同月には佐賀県神埼市でも、飲食店でコーヒーを購入した64歳の男が、駐車場の車に戻ると女性店員を呼びつけ、「購入した商品の味がおかしい」「山に埋めてやろうか」などと危害を加えるような発言を繰り返し、11月に入り脅迫の疑いで逮捕された。

 いずれのケースも、店員を著しく下に見た男が難癖をつけた上に、脅迫めいた発言や暴力、卑猥な言動を投げかけるというもので、まともな人間なら、絶対にやらないものと言える。しかし、このような人物がいることもまた、残念ながら事実である。

 「お客様は神様ではありません。店側にも客を選ぶ権利というのはあります。それを店側が認識するべきです。まだまだお客様が怒っているなら、取りあえず謝罪しろという店舗が多いのですが、それでは従業員を危険な目に遭わせることになります。店舗も従業員を守るという意識を持つべきですが、ブラック企業などでは、まだまだ根付いていないのも現状です」(元飲食店マネジャー)

 コロナでフラストレーションが溜まっている日本国民。カスハラをする人はごく一部だが、店舗側もしっかりとした対策を取ることが必要になりそうだ。

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