第5試合では、葉月復帰戦となる葉月対コグマのシングルマッチが行われた。2019年12月に引退をした葉月は8.29 東京・ベルサール汐留大会で復帰を発表し、その後、復帰戦の相手に自身のデビュー戦の相手でありハイスピード王座を懸けて戦ったこともある同期のコグマを指名した。コグマも今年の6月に復帰したばかり。ライバル同士の2人が6年半ぶりに再会を果たす。
試合はデビュー戦と同じく組み合う形から始まると、葉月はコードブレイカー、顔面ウォッシュと攻めていく。コグマも負けじとDDTやミサイルキックで流れを掴む。一進一退の攻防から、コグマは雪崩式ダイヤモンドカッターからダイビングボディプレスを立て続けに決めると、さらに胴締めスリーパーから腕ひしぎ逆十字固めの猛攻で葉月を追い込むもここは葉月が耐え抜く。
キックと張り手で葉月は応戦するもコグマの強烈なジャーマンスープレックスで2人は立てず。起き上がると激しいエルボー合戦へ。ここを打ち勝った葉月は雪崩式コードブレイカー、みちのくドライバーII、ダイビングセントーンで畳み掛け、最後は垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪い復帰戦を勝利で飾った。
試合後、リング上で葉月は「やっぱりプロレスは最高だ!今日凄く不安だったんですけど、お客さんの顔を見て戻って来て良かったなと思います。きょうコグマと選手として闘えたのは運命だと思います。タッグリーグでタッグを組むのも運命じゃないですか?」と10.17東京・後楽園ホール大会から始まる『第11回ゴッデス・オブ・スターダム~タッグリーグ』に2人での出場を提案すると、コグマは「悔し涙というより、嬉しかった。ずっと葉月とプロレスをしたかったんだと思う。チャンスは逃したくない。一緒にタッグリーグ出よう。プロレス楽しいよね。」と久しぶりの再会に涙を見せながら出場を受諾した。最後は、葉月が「タッグリーグ!コグマと葉月が盛り上げるんで、よろしくお願いします!」と締めた。葉月はメインイベント終了後、ワールド・オブ・スターダム王座を防衛した林下詩美の前に現れ、11.3神奈川・とどろきアリーナ大会で挑戦することが確実視されている。
◆スターダム◆
『10th Anniversary GRAND FINAL OSAKA DREAM CINDERELLA 2021~大阪めっちゃスターダム~』
2021年10月9日
大阪・大阪城ホール
観衆 1441人(新型コロナ感染対策人数)
▼リユニオン・オブ・ディスティニー〜葉月復帰戦・運命の再会〜(30分1本勝負)
○ 葉月(11分39秒 体固め)コグマ ●
※垂直落下式ブレーンバスター
(どら増田 / FUZKI)